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冥王 せつな(めいおう せつな)は、武内直子作の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物。 声優は、テレビアニメは川島千代子で、新作アニメCrystalは前田愛。 海外名はTrista(トリスタ)。 初登場は原作ではAct 18「タイムワープ—SAILOR PLUTO」、テレビアニメでは『美少女戦士セーラームーンR』第75話「謎の新戦士 セーラープルート登場」。 == 人物 == セーラープルートに変身する、マゼンタ色の瞳を持つ、大人で神秘的な雰囲気を纏う女性。褐色の肌で、黒に近い深緑色の長髪の一部をお団子にして頭頂部の中央で結っている。 原作では大学生(KO大学理学部1年・基礎物理学科理論物理学専攻)、その後卒業(?)し東京湾天文台(モデルは国立天文台)に勤務、原作16巻以降ではちびうさが通う港区立十番小学校の養護教諭になっている。テレビアニメ版では全編を通して無限学園大学理学部。 当初第2部・「ブラック・ムーン編」(テレビアニメ版ではR後半にあたる第75話、第82話)に、外部太陽系セーラー戦士としては初めて登場したが、変身後の姿しか表さず、しかも異空間での出会いのみであった。ルナによると、クイーン・セレニティから「時空の扉を永遠に守り続け、その存在を知ることも許されず、誰もその姿を見たことのない孤独な戦士がいる」という話を聞いたという。その後第3部・「デス・バスターズ編」(テレビアニメ版の「S」にあたる)になってから、はるかとみちるのピンチに際し初めて変身前の姿が描かれ(第110話)、全編を通して謎を含む描き方をされる。転生後の土萠ほたるからは、『せつなママ』と呼ばれており、実質的なほたるの監護者であった。 様々な時間軸を生きて来ただけあって、常に冷静沈着で他のセーラー戦士と比較し最も大人びている。ちびうさやほたるをかわいがる心優しい人物であるが、使命の為に自らの手を汚すことを厭わない冷酷な一面も持ち合わせている。原作ではお茶目な一面も見せている。テレビアニメ版第82話で、セーラームーンに対し、「あなたはいつも私をてこずらせてばかり」と意味深な発言をする〔原作第二期Act19より「あなたがたは昔から私をてこずらせてばかり」と意味深な発言をする。〕。 スモール・レディ(ちびうさ)と仲が良く、ちびうさからは「プー」と呼ばれている。テレビアニメ版ではちびうさが過去の世界へ逃げた後もルナPボールを介して彼女を励まし続けていた。原作や新作アニメCrystalではいじめっ子にいじめられて城の奥へ逃げ込んだちびうさと出会い、その際彼女にルナPボールをプレゼントしたことが説明されている。原作や新作アニメCrystalの第2部でちびうさがブラックレディとなってしまった際、最大の禁忌を破って命を落とす直前にブラックレディに「キスしたり抱きしめたりするだけでなく、遠くから見守る愛もある」と語りかけ、彼女を元の姿に戻し、セーラーちびムーンに目覚めさせるきっかけを作った。 原作及び新作アニメCrystalでは前の主であるクイーン・セレニティから以下3つの禁忌を直接承っており、特に3番目の時間を停めるべからずは時空の門番の最大の禁忌(タブー)とされている。 # 時間を移動するべからず # 守るべき扉から決して離れるべからず # 時間を停めるべからず 孤独な時空の扉の番人としてシルバーミレニアム時代から生き続け、第2部終盤で皆を助けるために最大の禁忌を破って死亡し、ネオ・クイーン・セレニティによってせつなに転生して第3部に登場、という解釈が有力である(テレビアニメでは「R」で死なず、聖杯召喚と聖杯を扱うメシア探索のために未来・時空の門からはるか、みちると合流。その後S終盤で結界で覆われた無限学園の中にはるかとみちるを突入させるため、最大の禁忌を破った後に行方不明。第五期序盤で時空にかつてない揺らぎを感じ取れる為に再び出現する)。しかし、原作においても第3部9巻でのセーラーサターンに関する説明の中で、シルバーミレニアム時代の終焉の際にウラヌス、ネプチューンと共に転生したという記述があり、シルバーミレニアム時代から生きていたという記述と矛盾する部分もある。 原作では第五期でも自身の城「カロン・キャッスル」に訪れた際にセーラーギャラクシアに挑むも返り討ちにされたようで、ほたると共にセーラークリスタルを抜かれ、後に彼女に操られた状態で他の戦士共々復活、セーラームーンに他全員倒されて消滅したが、戦いの後に復活し、うさぎと衛の結婚式に出席した。テレビアニメ「スターズ」ではセーラーギャラクシアに挑むも敗北し、ウラヌスとネプチューンがギャラクシアの提案に同意して(実際は従ったふりをしていただけ)ブレスレットを与えられ、サターンと共に彼女らにスターシードを抜かれて消滅したが、戦いの後に復活した。 原作者・武内直子のお気に入りのキャラクターで、彼女のキング・エンディミオンへの片思いを描きたくて第2部を書いたほど〔特にキング・エンディミオンに対し、「わたし…自分の使命にとても誇りを…もっていました……キング……あなたの顔がこんな近くにある…そんな顔をしないで…ラベンダーのマント、美しいうすむらさきの…朝焼けの色だわ……キング……」と語っている。〕。現代の地場衛に対して特別な感情を持っていたかどうかは不明。テレビアニメ版ではその設定は活かされなかったが、ミュージカルなどでは描写されている。 原作では第3期以降も頻繁に登場するが、テレビアニメでは第4期『SuperS』には劇場版を除き登場せず、第5期『セーラースターズ』では時折登場するものの、はるかやみちるより出番は少なく、セーラープルートとしては序盤と終盤の戦いにしか登場しなかった。原作・テレビアニメ共に第5期ではスリーライツ(セーラースターライツ)を警戒していた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「冥王せつな」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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