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冨士大石寺顕正会 : ミニ英和和英辞書
冨士大石寺顕正会[ふじたいせきじけんしょうかい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こく, いし]
 【名詞】 1. volume measure (approx. 180l, 5 bushels, 10 cub. ft.) 
: [てら]
 【名詞】 1. temple 
顕正 : [けんしょう]
 (n) (gen) (Buddh) revealing or demonstrating the truth
: [ただし, せい, しょう]
 【名詞】 1. (logical) true 2. regular 
: [かい]
  1. (n,n-suf,vs) meeting 2. assembly 3. party 4. association 5. club 

冨士大石寺顕正会 : ウィキペディア日本語版
冨士大石寺顕正会[ふじたいせきじけんしょうかい]

冨士大石寺顕正会(ふじたいせきじけんしょうかい)は、埼玉県さいたま市大宮区寿能町(届け出上は東京都板橋区常盤台)に本部を置く仏教新興宗教団体である。大石寺正本堂建立時に発生した国立戒壇の教義解釈の違いが原因で日蓮正宗から破門された妙信講の後身。宗教法人法に基づく届出名は宗教法人顕正会。現在の代表役員は浅井昭衛。旬刊の機関紙顕正新聞』を発行。2015年11月末現在の公称会員数は1,770,576人。〔顕正新聞平成27年(2015)12月5日号〕
学生を拉致・誘拐して強引な勧誘を行った疑いで逮捕されるなどの事件が起こっており、特異集団として公安調査庁の調査対象になっている〔平成16年の国内情勢 5 特異集団 「内外情勢の回顧と展望(平成17年1月)」公安調査庁〕〔勧誘トラブルが続く宗教団体を公安がマークする理由 東スポWeb2015年10月7日10時0分配信〕。
なお、蓮田病院を運営する医療法人顕正会(けんせいかい)、及び静岡県で複数の歯科医院を運営する医療法人社団顕正会(けんせいかい)は別団体であり、蓮田病院は公式ホームページで当教団と無関係であることを明記している(医療法人社団顕正会と別団体であることは明記していない)〔蓮田病院 (2015年11月4日閲覧)〕。
== 歴史 ==
第二次世界大戦下の1942年(昭和17年)〔顕正新聞では1941年(昭和16年)とする記載もみられ、一貫性をみない〕、日蓮正宗妙光寺東京都品川区)の総代だった浅井甚兵衛が初代講頭となって、妙光寺所属の法華講の一講中として結成した東京妙信講が前身。
戦後の東京妙信講の存在を証明するものは何もないが、浅井親子らは妙光寺から豊島教会(現・妙国寺板橋区)へと所属変えを行い、その後に法道会(現・法道院。東京都豊島区池袋)へと所属を変えたが、法道会法華講と合併するため、発展的に解散。
その後、法道会から離脱〔日蓮正宗では寺院を離脱することは信徒の資格を失うことを意味する。〕し、独立を企てて妙信講を組織する〔「顕正会の歴史と使命」 顕正新聞社〕が、やがて創価学会が中心となって寄進・建立した正本堂の教義上の位置づけをめぐり日蓮正宗・創価学会と激しく対立するようになる。
*1958年(昭和33年)
 * 1月15日 妙信講設立。日蓮正宗第65世法主堀米日淳の配慮により宗門内では極めて異例の認証式が行われ、妙縁寺(東京都墨田区吾妻橋)所属となった。講頭に甚兵衛、青年部長に甚兵衛の長男である昭衛、松本日仁と早瀬道応(後の日慈、大石寺第68世法主早瀬日如の実父)が指導教師に就任。本部は当時、東京都文京区にあった甚兵衛の自宅に置かれた。顕正会は前年8月に発足したとしている〔弘通の足跡 顕正会〕。
*1963年(昭和38年)
 * 10月31日 機関紙「顕正新聞」が日蓮正宗と創価学会からの圧力を受け、廃刊。これに代わる機関誌として月刊『富士』が創刊され、その編集長に昭衛が就任。
*1973年(昭和48年)
 * 7月15日 顕正新聞が復刊。
 * 12月22日 東京都板橋区常盤台に会館が完成。本部も甚兵衛宅から移転。
*1974年(昭和49年)
 * 5月19日 昭衛が理事長に就任、甚兵衛から組織の全権を委任される。
 * 7月28日 明治公園で「立正安国野外集会」開催。3,000人が参加し、創価学会本部までデモ行進。
 * 8月12日 宗門管長の日達より講中解散処分を受ける〔講中解散は、後に創価学会に対してなされた破門通告よりもさらに重いものと解釈される。〕〔この件について顕正会は、「非国立の戒壇を作るという、日蓮正宗と創価学会の御遺命違背を諌めたら、仏法者にとっては死罪にも匹敵するとされる破門・講中解散処分という不当弾圧を受けた」等と主張している〕。
 * 10月4日 男子部員12人が創価学会本部で「牙城会」のメンバーと乱闘したとして、警視庁機動隊現行犯逮捕された〔昭衛はこの件について、機関誌『冨士』で抗議活動を捏造されたと説明した。一方、学会は理事長・和泉覚が声明を出し、妙信講を「狂信的過激派」と激しく非難して反論した。〕。
 * 11月4日、講頭・甚兵衛、理事長・昭衛(いずれも当時の役職名)、幹部と男子部員ら33名が、創価学会本部を襲撃したとして日蓮正宗から信徒除名処分にされる。
*1975年(昭和50年)
 *「宗教法人 顕正寺顕正新聞社」の成立に伴い、妙信講はその信徒団体として再出発。
 * 8月20日 甚兵衛が講頭を退き、第2代講頭に昭衛が就任。
*1977年(昭和52年)
 * 4月14日 創価学会との法廷闘争で、東京地方裁判所において和解成立。昭衛は顕正新聞紙上で「学会と会長・池田大作に対する大勝利」と主張。
*1978年(昭和53年)
 * 3月5日 埼玉県和光市に顕正寺を建立、落慶入仏式を行う。住職に八木直道が就き、昭衛が導師を務める。
 * 10月9日 日本武道館での総幹部会で団体名を妙信講から「日蓮正宗顕正会」に変更。
*1985年(昭和60年)
 * 四者体制(男子部、女子部、婦人部、壮年部)が確立。
 * 『日蓮大聖人御書全集』の発刊を発表〔御書発刊を発表 - 顕正新聞 1985年2月25日付第327号〕。1995年にも発表するが、未だ発刊はされていない〔二回目の御書発刊を発表 - 顕正新聞 1995年6月5日15日付合併第670号〕。
*1986年(昭和61年)
 * 4月 再び日本武道館で幹部大会開催。昭衛は「あと25年で広宣流布ができなければ、核戦争により日本も世界も破滅することは、一点の疑いもなきところであります」と発言するが(このとき昭衛が掲げた目標は「1996年までに会員100万、2003年までに1,000万弘通、2010年に1億人で広宣流布を完結させ国立戒壇建立」であった)〔顕正新聞昭和58年5月25日号〕、掲げた目標は達成できずに終わる。
*1992年(平成4年)
 * 8月28日 信者2人が高校生を車に押し込んで顕正会事務所に連れ込んで拉致し、入信願書に署名・押印させたとして、強要の疑いで千葉県警柏警察署に逮捕された。2人は「入信させて、幸福にしてやりたかった」と供述したという。警察によると、1人の高校生からの苦情が発端で、1991年6月からこの日までに柏市のほか、野田市鎌ケ谷市市川市、茨城県牛久市の男子高校生ばかり17人が、同様の被害を受けていたことが発覚したとして(犯行はいずれも土、日曜日にかけてで、時間は午後から夜半までの間。部活動や塾帰りなどを狙っていたという)、関連を調べた。〔読売新聞京葉版平成4年8月29日
*1993年(平成5年)
 * 6月6日 青森大会開催。昭衛は原子力発電所を「仏法と関係の無いこと」と述べた上で、「やむを得ないもの」とし、反対者を批判した。福島第一原子力発電所事故以降は反原発に転じているが、この発言の訂正は行われていない。
*1994年(平成6年) 
 *10月5日号の顕正新聞で昭衛が『広宣流布・国立戒壇建立以外に、日本を救う道は、もう絶対にないのです。世界における核の拡散といい、中国の圧倒的な核戦力といい、もう国立戒壇を建立して、御本仏の御守護、諸天の守護を得る以外には、絶対に日本の一億二千万人を救う道はない。―――残された時間はあと二十年―――』(平成六年十月五日号顕正新聞) と述べた記事が掲載されたが20年後にあたる2014年国立戒壇を建立することができずに終わる。
*1996年(平成8年)
 * 11月18日 「宗教法人顕正寺」の後身となる新法人が文部省から宗教法人の認証を取得。「宗教法人顕正会」が発足。
 * 12月22日 法人認証直後の総幹部会で昭衛が「日蓮正宗顕正会」の自称を「冨士大石寺顕正会」に改めると指示。
*1997年(平成9年) 第1回目 一国諫暁開始。
 * 7月16日 初の諫暁書「日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ」を、昭衛の著者名義で発行。発売にあたり、日本の主な新聞51紙に全面広告を打つが、朝日新聞東京本社広告局は受け付けなかった。
*1998年(平成10年)
 * 4月10日 宗門が正本堂解体を決め、大御本尊を遷座したのを受けて本部で「御遺命守護完結奉告式」を行う。
 * 6月15日 顕正新聞で「御観念文の改正」を発表。それを掲載した勤行要典が会員に配布される。日蓮正宗傘下時代から続いた五座三座の長行が廃止され、一座に移行。
 * 9月2日 東京国際フォーラムで『「還御を祝し奉る」記念大会』を行う。7500人が参加。昭衛はこの席上、今後15年間(2013年まで)に1,000万弘通(入会)を達成すると誓願したが、達成できずに終わる。
*1999年(平成11年)
 * 12月 埼玉県大宮市(現・さいたま市大宮区)に「青年会館」が完成。現在の東京会館にあった本部機能の移転を始める。
*2000年(平成12年)
 * 11月8日 本部を現在の場所に新築、移転。
*2001年(平成13年)
 * 7月2日 信者3人が本千葉駅前で、入信を断った男性に暴行を加えたとして、暴力法違反の疑いで千葉県警察千葉中央警察署緊急逮捕された。容疑者1人は「もみ合いになっただけ」と容疑を否認。千葉会館は「当該の勧誘行為があったかどうかも知らない」とコメントした。〔朝日新聞平成14年7月2日〕
 * 7月24日 以前活動していた会員の自宅敷地内に侵入し、玄関先で女性の腕やわき腹を手で引っ張るなどした疑いで、信者1人が住居侵入と暴行の疑いで、秋田県警察秋田警察署に逮捕された。信者は容疑を否認したという。同署は24日早朝、容疑者宅や顕正会事務所などを捜索した。顕正会広報部は、「事情が全くわからないのでコメントしようがない」とした。
*2002年(平成14年)
 * 5月2日 専門学校生の信者が、入信を断った男性の手首や服を引っ張るなどしたとして、暴行の疑いで愛知県警察熱田警察署に逮捕された。信者は容疑を認めたという。〔中日新聞平成14年5月2日〕
*2003年(平成15年)
 * 5月 顕正寺改築が完成するが、「冨士大石寺顕正会典礼院」と名称を変更。顕正寺は破却される。
 * 10月7日  信者2人が9月19日夜、横浜市保土ケ谷区の路上で、同市内の男性を勧誘し、約50分間にわたって付き纏ったとして、軽犯罪法違反(付き纏い)の疑いで、保土ケ谷警察署は信者2人を保土ケ谷区検に書類送検した〔読売新聞平成15年10月8日〕。
 * 11月6日 公称会員数が100万人に達する。此れをもって2度目の一国諫暁の準備が本格的に始まる。
 * 11月13日 信者2人が、入信を断った男性の腕をつかんだり、車に乗り込むのを妨害したりしたとして、強要未遂の疑いで神奈川県警察公安一課に現行犯逮捕された〔日本経済新聞神奈川版平成15年11月13日〕。
*2004年(平成16年) 第2回目 一国諫暁開始。
 * 4月28日 諌暁書第2弾「日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ」を、97年と同様に昭衛の著者名義で発行。新聞広告を全国5紙(読売朝日毎日日経産経)に打とうとするが、全社に拒否される(朝日は1997年に次いで2回目の拒否)。
 * 5月16日 パシフィコ横浜国立大ホールで初の「全国高校生大会」を開催。会場に入りきれなくなる者が多数出るほどの高校生が参集し、週刊誌など一部マスコミからは社会問題として報道された〔昭衛はこの席で「創価学会のデマ・中傷の煽動に乗った高校の理不尽な迫害・デマ・中傷のなか年若き高校生が毅然とけなげに信心を貫く姿を見るとき私は胸に熱きものが込み上げてくる。迫害は学会の仕業」と演説をした。〕。
 * 7月13日 平成16年7月新潟・福島豪雨で三条会館(新潟県三条市)が水没・閉鎖。
 * 10月5日 この日の顕正新聞を最後に昭衛の長男で主任理事兼男子部長だった浅井克衛の動静が報じられなくなる。
*2005年(平成17年)
 * 5月8日 朱鷺メッセで「新潟県大会」を開催。1万人が参加。
 * 7月28日 強引な勧誘をしたとして、神奈川県警察警備部瀬谷警察署が顕正会横浜会館を家宅捜索した。会員2名が監禁容疑で逮捕され、警察によると2人とも容疑を認めたという。〔朝日新聞2005年7月29日〕後に起訴猶予となる。顕正会は信者の逮捕時、「完全なる虚偽の告訴による不当な逮捕。一切監禁などはしていない」とコメントした。
 * 9月4日 横浜アリーナで「男子部幹部大会」。男子部の活動家13000人が参加。この頃までに克衛が失脚、弟で昭衛の次男に当たる浅井城衛が後任の男子部長に就く。
*2006年(平成18年)
 * 5月14日 関西在住を中心に1万人を結集して「関西大会」を行った。
 *7月3日 同年5月、信者が館林市内の飲食店で、勧誘を断った男性に怪我を負わせたとして、群馬県警察は信者を傷害容疑で逮捕するとともに、高崎会館を家宅捜索した。警察によると、信者は「入会を断られて腹が立った」と容疑を認めたという。〔TBSニュース2006年7月3日放送〕
 * 9月10日 沖縄コンベンションセンターで「沖縄大会」を行う。会側は顕正新聞で県内在住の会員3,000人を結集したと説明したが、実際は本土からも動員がかけられた。昭衛はこの席上、中国の軍事力増強と覇権主義の脅威を解説し、「早く日蓮大聖人の仏法を根底にした新しい日本を築かなければならない。さもなければ取り返しのつかぬことになる」と発言。
 * 9月21日 大宮ソニックシティで「男子部臨時幹部会」開催。5,000人が参加。この大会で行われた昭衛の演説は、後に「自虐史観を捨て仏法史観に立て」と題される。
 * 11月30日 勧誘相手のお守りを切ったとして、信者4人が器物損壊容疑で逮捕された〔ANNニュース11月30日〕。顕正会は「同意を得てから行った」と主張。
*2007年(平成19年)
 * 1月11日 強引な勧誘をしたとして、神奈川県警察厚木警察署が顕正会本部を家宅捜索した〔会側は会員に対する逮捕について、顕正新聞紙上で「不当逮捕である」と非難。また、顕正会側の発言や公式発表をマスコミが一切報道していないこと、自称の『冨士大石寺顕正会』の『冨士大石寺』が省略されたことを「池田大作の指揮による」と主張している。しかし、「顕正会」と報道したことに関しては、宗教法人法に基づいて文部科学省に登録された名称は宗教法人『顕正会』であるため、マスコミ側の対応にまったく落ち度はない。また、視聴者が大石寺と誤解しないように、「冨士大石寺」という名称を省略している可能性がある。〕。
 * 1月21日 この日の総幹部会で青年会館の閉鎖を発表。昭衛は耐震強度が不足していると説明。
 * 5月20日 アピオアリーナで「東北大会」開催。東北各県在住者を中心に1万人結集。
 * 8月26日 エムウェーブで「発足50周年記念幹部大会」。全国から3万人が集結したとしている。
 * 12月8日 東京会館のトイレで、男性が覆面姿の男に刃物で刺される。男性は軽傷を負った。警視庁板橋警察署傷害容疑で逃げた男の行方を追っている。〔時事通信2007年12月9日
*2008年(平成20年)
 * 1月17日 新潟県警察警備部第一課と江南警察署が男子部元隊長の男と当時19歳の少年を逮捕。顕正会本部と新潟県内の4施設を家宅捜索した。この事件について顕正会は、顕正新聞でまったく触れなかった。
 * 5月18日 台湾台北市内の貸しビルを改装し、顕正会初の海外拠点となる「台北会館」が開館〔中華民国の法律では国内に本部が置かれていない宗教法人は、施設を新しく「建設」することができない〕。
 * 12月23日 本部西隣に新青年会館完成。
*2009年
 * 1月9日 退会しようとした男性にけがを負わせたとして、新潟県警察警備部と新潟東警察署が傷害の疑いで、会員の同県長岡市専門学校生の少年を逮捕。新潟県内の2施設を家宅捜索した〔新潟県警によると、顕正会の勧誘や脱会に関するトラブルの相談が2008年だけで約200件あったという。この事件について昭衛は顕正新聞で「不当逮捕」と主張し、容疑者を全面的に擁護する立場を取っている〕。
 * 4月 沖縄県那覇市に沖縄会館開館。
 * 8月23日 再び長野・エムウェーブで「男子部大会」。城衛は「2年前の幹部大会以来、2度目となる3万人動員を達成した」と報告しているが、実際は顕正会本部が確認、発表した参加者ですら23,000人にとどまった。また、顕正会は高校生から入信可能であるが、本大会では男子中学生の参加も可能であった。
 * 12月 この日に「会員数名が女性に入信を強要し、逃げようとした女性に怪我を負わせたとして、千葉県警察が千葉会館を家宅捜索した」と顕正会自ら後にが発表した。顕正会は会員を告訴した女性について「後に虚偽告訴であることを自白し、罰金刑を受けた。更に法廷尋問に於いて、創価学会の幹部と接触したことを認めた」としている〔顕正新聞平成25年10月5日「不当捜索」特集号〕。
*2010年(平成22年)
 * 1月 総幹部会で城衛が理事長に就任〔理事長ポストは旧妙信講時代の1974年に設けられて以来35年ぶりの復活で、現在の顕正会になってからは初めて。引き続き男子部長を兼務。〕。克衛が務めていた主任理事のポストが正式に廃止される。
 * 4月 横浜会館閉鎖、近くに神奈川会館開館。
*2011年(平成23年)
 * 1月25日 総幹部会で城衛が壮年部を廃止して男子部に統合すると発表。四者体制崩壊。
 * 1月31日 国を相手に損害賠償を求めていた裁判の判決が東京地方裁判所で言い渡され、顕正会の訴えは棄却された。
*2012年(平成24年)
 * 3月27日 脱会者に怪我を負わせたとして新潟県警察に逮捕された元少年が、不当逮捕だとして賠償を求めていた訴訟が棄却された。
 * 9月23日 さいたまスーパーアリーナで婦人部大会開催。
*2013年(平成25年)
 * 9月11日 信者2名が東京都内に住む男性に「入信しなければ五体満足でいられなくなる」「入信したことを家族に話したら大勢で(男性の自宅に)押しかける」などと言って強引に勧誘したとして、警視庁公安部は、強要暴力行為等処罰ニ関スル法律違反の疑いで信者2名を任意で事情聴取するとともに、顕正会本部や東京会館など5箇所を家宅捜索した。警視庁への顕正会に関する相談件数は、2013年に入って80件超あったという。これに対して顕正会は「違法捜査だ」とコメントした〔顕正新聞2013年9月25日号 〕。
 * 9月25日 この日開催された総幹部会で、「事情聴取を受けた会員の1人」と自称する信者が登壇し、容疑を否認した。また、取り調べの際にマスコミが報道した言葉を言ったか否かの尋問は無く、供述調書にも一切記載は無かったと述べた。昭衛は「創価学会の謀略である」「法的措置を採る」と述べた。顕正会に関する苦情が多数寄せられているという警視庁の発表については「創価学会が『K対策』と称する謀略を実行した結果である」と主張した〔。
 * 11月4日 さいたまスーパーアリーナにて女子部大会を開催。
* 2014年(平成26年)
 * 2月26日 2013年9月11日の家宅捜索の件で取り調べを受けていた男2人が書類送検された。1人は容疑を認め、更に脱会しているという。もう1人は現役会員で、現在も容疑を否認しているほか、家宅捜索を受けてから書類送検されるまでの間に会社を退職している。「人為的な罰もある」と脅していたという。〔強引に入信勧誘した疑い、「顕正会」会員ら書類送検 TBSニュース2014年2月26日16時2分配信(アーカイブ)〕〔顕正会会員ら2人書類送検=「入信断ればばち」強引勧誘容疑―警視庁 ニコニコニュース2014年2月26日(アーカイブ)〕
 * 9月7日 さいたまスーパーアリーナにて男子部大会を開催(目標参加者数は5万人)。
* 2015年(平成27年)
 *10月5日 会員の男3人が、前日16時半頃に東京都台東区上野公園で、19歳の男子大学生に「東京見物に行かないか」などと嘘を言って車に乗せ、同板橋区常盤台の東京会館の近くまで連れ去ったとして、未成年者誘拐の疑いで警視庁公安部に逮捕された。大学生は、車内で顕正会に入会するよう勧誘され、不安になったためLINEで母親に「何者かに連れ去られている」と連絡し、母親の通報を受けた警視庁の捜査員が、東京会館の近くで4人を確保した。1人は容疑を否認し、残る2人は容疑を認めている。容疑を認めた男の1人は「一緒に会員になり仏法をやってほしかった」などと供述している。教団本部は「事実確認をしている。不当な捜査と考えている」としている。警視庁公安部は活動の実態についても調べる方針。〔教団勧誘で未成年大学生を誘拐の疑い 「顕正会」関係者3人逮捕 FNNニュース2015年10月5日12時34分配信〕〔「東京見物に行こう」と偽り大学生誘拐 宗教法人の関係者とみられる男ら3人逮捕 産経ニュース2015年10月5日12時27分配信〕〔「東京見物に」と少年誘拐 宗教法人の男2人逮捕(15/10/16) ANNニュース公式YouTube〕〔安城の19歳誘拐疑いで3人逮捕 宗教勧誘目的か 中日新聞2015年10月5日16時13分配信〕また、この日発行の顕正新聞では、新潟県佐渡市に会館が完成したとしている。
 * 10月8日 会員3人の逮捕を受けて警視庁公安部が本部や東京会館など、複数の教団施設を家宅捜索した。公安部は押収した資料を分析し、勧誘の手口などの実態解明を進める方針。教団側のコメントについては読売新聞は「一切ノーコメント」、日本テレビとFNNニュースは「不当な捜索」と報じている。〔大学生誘拐、「顕正会」の本部など捜索…警視庁 YOMIURI ONLINE2015年10月8日17時48分配信〕〔勧誘目的で誘拐 顕正会本部など家宅捜索 日テレNEWS242015年10月8日18時58分配信〕〔大学生誘拐事件受け「顕正会」本部など家宅捜索 FNNニュース2015年10月8日19時9分配信〕
 * 10月15日 新たに会員の男2人が同じ容疑で警視庁公安部に逮捕された。1人は「男性を入信させるよう指示した」と容疑を認め、もう1人は「男性と話したことは間違いない」と供述し、5人とも自らを顕正会の会員であると説明している。警視庁公安部によると、教団の強引な勧誘をめぐる相談や通報が、2015年1月から9月末までに約90件あったという。また、教団は逮捕された5人が会員であるとした上で「会の信用を失墜させるための不当逮捕だ」とコメントしている。〔未成年者連れ回し容疑で新たに2人逮捕 宗教団体に勧誘目的か 産経ニュース2015年10月15日14時41分配信〕〔「顕正会」会員ら 誘拐の疑い NHK首都圏NEWS WEB2015年10月15日18時33分配信〕〔宗教法人「顕正会」会員2人を大学生誘拐疑いで逮捕 日刊スポーツ2015年10月15日19時32分配信〕〔勧誘目的で学生連れ回した疑い、顕正会会員逮捕 TBS News i2015年10月16日0時13分配信〕〔宗教法人「顕正会」会員逮捕 現場の指示役らを新たに逮捕 FNNニュース2015年10月16日1時41分配信〕〔顕正会:会員を逮捕 学生連れ回し容疑で 警視庁 毎日新聞2015年10月15日19時36分配信〕〔新たに顕正会の2人逮捕 未成年者誘拐容疑 日本経済新聞2015年10月16日13時50分配信〕
 * 10月23日 東京地方検察庁が4日の件で逮捕された会員5人のうち28歳の男性ら3人を処分保留で釈放した。今後任意で捜査し、起訴の可否を慎重に検討する方針。〔日本経済新聞2015年10月24日朝刊〕〔誘拐容疑で逮捕の宗教法人の会員3人を釈放 テレ朝ニュース公式Twitter2015年10月23日19時30分投稿〕
 * 10月26日 この日10月度総幹部会が開催されたが、この総幹部会及びそれを伝える顕正新聞2015年11月5日号で、会員の逮捕及び教団施設などの家宅捜索への言及はなかった。
 * 11月9日 10月5日・15日に逮捕された5人のうち4人が起訴猶予となり、19歳の会員が家庭裁判所に送られた。理由について東京地検は「犯行の態様、被害者の年齢が成人に近いことなどを考慮した」としている。教団は「今回の捜査は顕正会の信用を失墜させるためのものであり強く抗議する」とコメントした。〔大学生誘拐容疑の宗教団体関係者を起訴猶予 産経ニュース2015年11月9日18時16分配信〕〔「顕正会」会員を起訴猶予 NHK首都圏ニュース2015年11月9日18時23分配信〕〔大学生誘拐容疑の「顕正会」関係者を起訴猶予 東京地検 朝日新聞デジタル2015年11月9日21時44分配信〕〔大学生誘拐容疑の「顕正会」会員1人家裁送致・4人起訴猶予 TBSニュースi2015年11月10日2時44分配信〕〔学生連れ回し、起訴猶予 日刊スポーツ2015年11月10日14時18分配信〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「冨士大石寺顕正会」の詳細全文を読む




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