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看護師(かんごし)とは、疾病者や褥婦(じょくふ、=出産後の女性)などの療養上の世話または診療の補助などをすることを業とする人のこと〔広辞苑 第五版【看護師】〕。またその職業名(専門職名)、資格名のこと。 看護の仕事を行う人々としては、看護師、准看護師の他にも保健師、助産師なども行うが〔平凡社『世界大百科事典』vol.6, 1998, p.353【看護婦】〕、看護師は医療、保健、福祉などの場において以下の事柄を行う医療従事者である。 * 医師等が患者を診療する際の補助〔2002年、看護師等による静脈注射の実施について、診療の補助行為の範疇であるとの行政解釈変更が行われた。(出典:) 検討会報告では、既に(1)94%の病院の医師が看護師等に静脈注射を指示、(2)90%の病院の看護師等が日常業務として静脈注射を実施、(3)60%の訪問看護ステーションで静脈注射を実施していることが明らかになっていたため(出典:新たな看護のあり方に関する検討会中間まとめ )。約50年ぶりの解釈改定。 〕 * 病気や障害を持つ人々の日常生活における援助 * 疾病の予防や健康の維持増進を目的とした教育 現代では、専門職である看護師の業務を行うためには、多くの国でその国が定めた看護専門学校や看護大学等の看護師養成課程における基礎看護教育を受けた上で国家試験等の資格試験に合格し、看護師免許を有している必要がある。 日本においては、以前は女性を看護婦(かんごふ)、男性を看護士(かんごし)として区別していたが、2001年に「保健婦助産婦看護婦法」が「保健師助産師看護師法」に改定されたことにより、2002年3月から男女ともに「看護師」という名称に統一された〔ブリタニカ百科事典【看護師】〕。詳細は、名称変更を参照。 == 概要 == 国際看護師協会(ICN:International Council of Nurses)〔各国の看護師協会(NNAs:National Nurse's Association)から成る。日本における看護師協会は日本看護協会)である。〕は、「ICN看護師の倫理綱領」の中で看護師には以下の4つの基本的責任があるとしている。 * 健康の増進 * 疾病の予防 * 健康の回復 * 苦痛の緩和〔「苦痛の緩和」と言う時の「苦痛」というのは肉体的な疼痛だけでなく、精神的・心的に感じている痛み・苦悩も含みうる。緩和医療の記事も参照。〕 看護師は、医師の指示のもとに、検査・治療・処置・与薬などの治療活動における患者援助にたずさわり、また様々なケア(患者の身の回りの世話をはじめとして生活へのさまざまな援助)にたずさわっている〔。 看護が専門的職業として自覚的に成立したのは、ここ100年余りのことであり、イギリスのフローレンス・ナイチンゲールの活躍とともに始まったと言える〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「看護師」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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