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出雲国山代郷遺跡群(いずものくにやましろごういせきぐん)は、島根県松江市大庭町・山代町・矢田町一帯にある奈良時代以降の完全に出雲が律令制に組み込まれた時代の遺跡群。 1980年に正倉の跡が出雲国山代郷正倉跡の名称で国の史跡に指定されたが、その後正倉跡の北側にある来美廃寺が『出雲国風土記』に記された北新造院の跡と確定したために、2002年に北新造院跡が追加指定され、指定名称が「出雲国山代郷遺跡群」に変更された〔第18回文化審議会文化財分科会議事要旨 〕。八雲立つ風土記の丘の一部として遺跡の整備・保護が進められている。 == 正倉跡 == 出雲国意宇郡にあった山代郷の正倉とされる遺跡。1978年から始められた発掘調査の結果、律令制の時代に用いられた大規模な正倉の跡とされた。 東西100m・南北150m以上の敷地〔「出雲国山代郷正倉跡」『日本歴史大事典』〕の中央部に掘立柱建物が見られ、そこが管理施設の跡であったと推定されている。東端には桁行4間・梁間3間の総柱建物3棟が南北に均等に配置され、倉庫群の約30m西側や中央部を挟んだ西側にも同様の倉庫跡が複数確認され、建物26棟、柵列3条・溝状遺構5条・土坑2か所が確認されている〔「出雲国山代郷正倉跡」『島根県大百科事典』〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「出雲国山代郷遺跡群」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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