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出雲全日本大学選抜駅伝競走(いずもぜんにほんだいがくせんばつえきでんきょうそう)とは1989年に始まった社団法人日本学生陸上競技連合・出雲市主催の駅伝競走大会である。大会協賛は富士通。男子の大学駅伝としては全日本大学駅伝と関東学生陸上競技連盟主催の箱根駅伝とともの三大大学駅伝の一つとされており、その中では最も歴史が新しい大会。大会の正式略称は「出雲駅伝」〔「出雲駅伝」は第19回において愛称化され、第20回大会から正式略称となっている。〕。 == 概要 == 1989年創設。当時の出雲市長・岩国哲人が誘致した〔「社団法人日本学生陸上競技連合」 『日本陸上競技連盟七十年史』 (1995) p.134〕。毎年体育の日に行われ、大学駅伝シーズンの幕開けを飾る大会とされる。三大駅伝の中では他と比べて全体の区間が短いため、順位変動がめまぐるしいスピード駅伝となる事が多い。(1994年は「広島アジア大会」の開催との重複を避けるため、開会式前日の10月1日(土)に開催された。) 1年目は「出雲くにびき大学招待クロスカントリーレース」の名称で開催され、次走者にタッチするルールで行われていたが、翌年から通常の駅伝と同様に襷が用意されている。名称も2年目からは「ロードリレー」と変わり、1994年より現在の名称となる。 本大会は開催当初より他学生駅伝大会のステップレースという立場を踏まえており、若干のコース修正はあるものの「短距離のスピードレース」「10月開催」という立場を堅持している。また、三大駅伝の中で最も沿道の観衆は少ないが、地元全体で盛り上げていく機運が高いのも特徴のひとつである。 2013年までは、当大会の結果により国際千葉駅伝の選抜メンバーが選ばれていた。 2011年時点で、三大駅伝で唯一、外国人留学生の出場人数に制限がない大会である(箱根駅伝は2006年から、全日本駅伝は2011年から、留学生はエントリー2名・出場1名まで)。そのため、留学生を複数名起用して上位の成績を残す大学が多い。 2014年の第26回出雲駅伝は台風19号の影響により初の中止(延期なし)となった。なおいわゆる三大駅伝で、悪天候を理由に開催が中止・延期となった事例は史上初である。当初主催者は8時の段階では「予定通り開催するが、今後の天候状況によってはレースの途中で中止(打ち切り)とする可能性がある」とした。この段階ではレースに支障をきたす降雨ではなかったが、9時30分ごろに暴風雨の状態となったことで、「選手や沿道の観客、ボランティアの安全を確保することが難しいし、また警察の協力体制を従来通りに得られることも難しい」として、2時間後の10時にレースの中止を決定した。2014年の大会は中止扱いとなり、記録は残らず、2015年は第27回として開催され、2015年のシード権に関しては11月2日に開催された第46回全日本大学駅伝対校選手権大会の上位3校に与える措置を取った。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「出雲全日本大学選抜駅伝競走」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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