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函館西部地区の町並み(はこだてせいぶちくのまちなみ)は、北海道函館市にある北海道遺産に選定されている町並みである。函館市街西部に位置する函館山麓の地区は、函館市の発祥の地とされているが、一般的に西部地区の町並みという呼び方は、元町、末広町、大町、豊川町および弥生町の各一部にあたる重要伝統的建造物群保存地区をさす。函館の代表的な観光地となっている。 == 函館の伝統的建造物群保存地区 == 西部地区の町並みと呼ばれる伝統的建造物群保存地区は、函館山と函館港に囲まれ、この地区がもっとも繁栄していた明治末期から昭和初期にかけての洋風・和風・和洋折衷の建物が多く残る地域である。これらが、函館山から函館港に向かう坂道や路面電車が走る街路と調和して特色のある町並みを形成している。元町、末広町を中心とした14.5ヘクタールが「函館市元町末広町伝統的建造物群保存地区」の名称で、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されており、北海道遺産にも選定されている。 保存地区は大まかに二つのゾーンに分けられる。一つは主に山麓の傾斜地に広がる元町を中心とする地区で、函館ハリストス正教会復活聖堂、カトリック元町教会、旧函館区公会堂や元町公園などがこの地区に含まれる。行政・文化の中心地としての歴史性を持ち、外国文化の影響を受けた公共施設や宗教的建造物が建ち並ぶ。 もう一つは、函館港沿いの旧金森倉庫を中心とする地区で、赤煉瓦の倉庫や和洋折衷の海産商の旧宅が立ち並び、港町のにぎわいを今に残している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「函館西部地区の町並み」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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