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分散式冷房装置(ぶんさんしきれいぼうそうち)は、鉄道車両の冷房装置の設置方式の一つである。 == 概説・特徴 == 屋根上に4個から8個のクーラーユニットを搭載している。外観上の特徴は集約分散式と同様であるが、車内には冷風ダクトがなく、冷房装置ごとに冷風吹出口が設けられている。 ダクトが不要なことのほか、機器を分散することにより騒音源が分散するという長所がある。短所としては屋根上に多数の冷房機器を分散して設置する性質上、車体艤装作業量が多くなり作業費が多くかかること、保守点検が煩雑となることのほか、屋根上にパンタグラフを搭載する車両への設置が困難となる点も挙げられる。日本国有鉄道(国鉄)の特急形電車や急行形電車のパンタグラフ搭載車両では、分散式冷房装置と床置き式冷房装置を併用したり、パンタグラフ搭載車両に限って集中式冷房装置としたものもある。なお電源は電車は車両に装備されている補助電源装置から給電され、気動車・客車は専用・兼用のディーゼル発電機から給電される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「分散式冷房装置」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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