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decomposer =========================== ・ 分 : [ぶん, ふん] 1. (n,n-suf,pref) (1) part 2. segment 3. share 4. ration 5. (2) rate 6. (3) degree 7. one's lot 8. one's status 9. relation 10. duty 1 1. kind 12. lot 13. (4) in proportion to 14. just as much as 1 ・ 分解 : [ぶんかい] 1. (n,vs) analysis 2. disassembly ・ 者 : [もの] 【名詞】 1. person
分解者(ぶんかいしゃ)とは、溶脱、細片化、異化作用からなる分解活動を行ったり、それを補助する生物群集のこと。陸上生態系では、一般に土壌生物群集を指す。生物遺体や老廃物を栄養源とする生物。細菌、菌類、また、動物を含む。 生態系の物質循環において、生産者の生産した有機物を分解して無機物にすることで、二酸化炭素を大気に還元する、有機態の養分物質を植物の無機養分に変換するなどの役割をになう。このような生態系物質循環の仕組みからみれば、細菌・菌類などの微生物群集が、分解者が行う活動の主要な担い手である。 一般に、食物連鎖の上では、消費者が、生きた植物体を食べる植食者から連なる生食連鎖系に属する生物群集を指すのに対し、植物遺体を栄養源とする腐植連鎖系に属する生物群集を指す。 == 分解者の範囲 == 分解者を、“生物遺体や老廃物を食うもの”と定義すれば、陸上生態系では、次のようなものを栄養源とするものを分解者と見なせる。 動物遺体食では、死体・糞・羽毛・皮膚片などを餌源とする。ただし、これらは腐肉食として、分解者とはわけて考えられる場合が多い。細部の判断を省けば、これらを栄養源とするものとして次のような生物があげられよう。 * 細菌 * 菌類 * 線虫 * 節足動物(昆虫のハエ・糞虫・シデムシ・カツオブシムシ・クモ綱のダニ・ザトウムシその他) * 脊椎動物(モグラ・ジネズミ・ハイエナなど) 植物遺体食では、枯死材・落葉・枯死根・落下果実を栄養源とする。あるいはこれらを栄養源とする生物を捕食する生物も含まれる。例えば、次のようなものである。また、これらは、植物遺体がさらに分解した、腐植や土壌を二次摂取するものが多い。 * 細菌 * 菌類 * 線虫 * 環形動物(ミミズ) * 節足動物(昆虫のトビムシ・シミ・シロアリ・ゴミムシダマシ・クワガタムシ・カブトムシの幼虫他・クモ形綱のササラダニ・多足類のヤスデ・甲殻類のダンゴムシ・ワラジムシ他) 腐植連鎖における生物群集という観点からみれば、分解者群集には通常次のようなものが含まれる。 * 微生物(細菌・菌類) * 微小動物(<0.1mm程度:原生動物・線虫など) * 中型動物(<2mm程度:ダニ・トビムシ・カニムシなど) * 大型動物(ヤスデ・ミミズ・ダンゴムシ・シロアリ・アリ・各種土壌性大型昆虫など) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「分解者」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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