|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 刈 : [かり] 【名詞】 1. cut 2. clip 3. shear 4. reap 5. trim 6. prune ・ 田 : [た] 【名詞】 1. rice field ・ 岳 : [たけ] 1. (n,suf) (1) peak 2. (2) mountain
蔵王連峰(ざおうれんぽう)は、東北地方の中央を南北に連なる奥羽山脈において、宮城県と山形県の両県南部の県境に位置する連峰である。主峰は山形県側に位置する熊野岳(1,841m)。 玄武岩、安山岩の成層火山群の活火山であり、常時観測対象の47火山〔火山監視・情報センターにおいて火山活動を24時間体制で監視している火山(常時観測火山) (気象庁)〕に含まれる。火口湖の御釜や噴気口が見られ(いずれも宮城県側)、火山の恩恵である温泉が両県の裾野に数多く存在し、スキー場も多く設置されている。両県における主要観光地の1つ。 ここでは蔵王連峰、蔵王連峰に中央分水界を含めた蔵王、及びその周辺について記述する。 == 名称 == 古くからの名は刈田嶺(かったみね、かったね、かりだのみね)、不忘山(わすれずのやま)という。 蔵王の名称は、白鳳8年(679年〔白鳳と西暦との対応は1対1ではない。宮城県神社庁の記述 では、白鳳8年を天武天皇在位期間中であるとしているため、672年を白鳳元年とする方が採用されている。〕)、大和国・吉野山から役小角が蔵王権現を現在の不忘山(宮城県側)に奉還し、周辺の奥羽山脈を修験道の修行の場としての「蔵王山」と称したことに由来する〔刈田嶺神社 (宮城県神社庁)〕。 山形県側で蔵王の名称が広く使用され始めたのは戦後のことである。 当地では、北西から南東に連なる峰々(以下、これを「蔵王連峰」とする)と、北東から南西に連なり、山形・宮城両県の県境となっている「中央分水界」(分水嶺)の峰々が「X」字状に交差している。両者は熊野岳(蔵王連峰の主峰)と刈田岳の間の馬の瀬の稜線付近で交差している。なお、両者をまとめて蔵王連峰と呼ぶ場合も多々あるので注意されたい。 このように蔵王連峰は、中央分水界(県境)をまたいで山形・宮城両県に張り出した形になっているため、各々の県内部分を「山形蔵王」「宮城蔵王」と呼ぶことがある。また、「山形蔵王」では、山形市内の蔵王北西麓を「西蔵王」と称する慣例があり〔西蔵王有料道路、山形県道167号妙見寺西蔵王公園線、西蔵王テレビ・FM放送所などのほか、民間施設でも使用例が見られる。〕、「宮城蔵王」では蔵王町を境に、その北に接する川崎町内の蔵王北東麓を「北蔵王」〔川崎町主催「北蔵王夏山開き」ほか。〕〔山開き情報 (宮城県観光連盟)〕、その南に接する白石市内の蔵王南東麓から七ヶ宿町内の蔵王南麓にかけての地域を「南蔵王」と称する慣例がある〔〔宮城県道51号南蔵王七ヶ宿線、宮城県道254号南蔵王白石線、南蔵王青少年旅行村などの公的施設のほか、民間施設でも使用例がある。〕〔川崎町内に「東蔵王ゴルフ倶楽部」があるが、そのほかに「東蔵王」という称の使用例はあまりない。〕。 単に蔵王と称される場合、蔵王連峰を指すほか、中央分水界の峰々と蔵王連峰の総称、あるいは、北を山形自動車道、東を東北自動車道、南を国道113号、西を国道13号で囲まれた地域にある峰々や高原などの総称としても用いられる。以下、蔵王連峰と中央分水界の峰々の総称を「蔵王」とする * 国土地理院の地図や『日本百名山』(1964年(昭和39年)、深田久弥)においては蔵王山と記載された〔国土地理院の地図が「蔵王山」との名称を採用した件に関して、蔵王町在住の立身尚一の国土地理院に対する問い合わせと調査(外部リンク「蔵王山」参照)がある。要約すれば、国土地理院側の測量調査時の所見によるということと、再調査の可能性もあるということである。〕が、蔵王山は高野山と同様、修行の場として山々の総称であり、蔵王山という名称のピークは存在しない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蔵王連峰」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|