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列車非常停止警報装置(れっしゃひじょうていしけいほうそうち)は、駅構内で非常事態が発生した場合に、列車や駅などに通報する保安装置である。「列車緊急停止スイッチ」「ホーム異常報知装置」等導入事業者により名称が異なる〔京王電鉄では、利用者に判り易くするために、当初の「ホーム非常通報装置」という名前から、「列車非常停止ボタン」に名称を変更した。〕。 == 概要 == 駅構内でホーム転落などを発見した駅係員や乗客が、ホーム上に複数設置されている非常停止ボタンを操作したり、ホーム下の線路上に設置された転落検知装置(転落検知マット)が異常を検知することにより、本装置が動作する。 本装置が動作すると、駅構内では警報ブザーが鳴動して、駅進入側・構内・出発側などに設置された非常報知灯、特殊信号発光機および装置に付属する作動ランプがそれぞれ点滅する。運転士や車掌は、非常報知灯や警報音〔車内信号閉塞式導入区間においては、後述する絶対停止型タイプの本装置を扱うことにより自動的に列車が絶対停止となるため、運転士や車掌へ緊急停止を知らせるためのブザー音や特殊信号発行機の設置は省略され、扱われた当該個所の本装置から動作確認音「ピーピーピー…」が流れるのみとなる。その代わりに、運転台に運転情報の確認が可能なモニタ装置が設置された車両(209系やE233系など)では、本装置が作動すると画面が自動的に本装置の作動情報画面に切り替わる仕組みになっている。〕を確認すると非常ブレーキをかけて列車を停止させる。 監視盤には動作状況が表示され、どの場所で通報・検知されたかを把握できるようになっている。 また、一部の鉄道事業者では、本装置と連携して防護無線が自動的に発報され、周囲の列車に異常を知らせるタイプが使用されている。このタイプを特に「駅防護無線」(えきぼうごむせん)と呼ぶことがある。このほか、運転指令所に操作されたことを通知する鉄道事業者もある。 日本国外でも、韓国や台湾などで同様の装置の設置が進んでいる。日本の装置とほぼ同様に、装置の色をオレンジなど目立つ色に、設置された柱に赤白斜めのストライプを貼り付けたり、設置看板を設けたりしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「列車非常停止警報装置」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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