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初加勢(はつかぜ)は、大日本帝国の。日本のレジャーボートとしては初期のものの1隻。加勢は風の古い用法で、初風は「その季節に初めに吹く風」の意味〔片桐大自『聯合艦隊軍艦銘銘伝』光人社、1993年、324ページ。 ISBN 4-7698-0386-9 〕。 1902年(明治35年)、三菱造船所(後の三菱重工業長崎造船所)への行幸記念として岩崎久弥から当時の皇太子(後の大正天皇)に贈られた2檣蒸気船。内装は日本の美術品を用いていた。 == 船歴 == 長崎の三菱造船所で1901年(明治34年)5月に起工、翌年10月4日進水、同月25日に竣工。翌月に宮内省から海軍に移管、雑役船「初加勢」とされた。 1905年(明治38年)の観艦式には皇室ヨットとして使用された。 1921年(大正10年)からは高松宮が兵学校で使用した。 1945年(昭和20年)の敗戦により米軍が接収、「ドロシー」と改名された。1949年(昭和24年)に日本に返還され志摩航運に売却、「初風」と改名され観光船となった。この時機関を蒸気機関からディーゼルに換装している。しかし翌1950年(昭和25年)3月18日に鳥羽沿岸で座礁、船体放棄された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「初加勢」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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