|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 初 : [はつ] 1. (n,adj-no,n-suf) first 2. new ・ 島 : [しま] 【名詞】 1. island ・ 型 : [かた] 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type ・ 敷設 : [ふせつ] 1. (n,vs) construction 2. laying (a road)
初島型電纜敷設艇 (はしまかたでんらんふせつてい)は、日本海軍の電纜敷設艇。同型艦4隻。日本海軍で最初で最後の電纜敷設艇。 ==概要== 電纜敷設艇は要地防衛のために有線爆破型の機雷を設置する船。機雷敷設設備の他に海底に電線を設置するための設備を有する。日本海軍は有線爆破型の機雷として九二式機雷を保有していたが、敷設用の専用艦船はなく、雑役船などで電線を敷設していた。しかしこれでは敷設の能率が悪く1939年(昭和14年)度の臨時軍事費の雑船建造費で専用の雑役船4隻が建造されることとなった。 元々雑役船として計画されたので予算圧縮のため船体は商船形式に準じ、鋼材も軟鋼のみを使用していた。機関も石炭専焼ボイラー、レシプロ機関を搭載し、速力は14ノットに留まった。 電纜敷設の専用設備としては艦橋と煙突の間にスペースを設け、そこに電纜(電線ケーブルのこと)を納める電纜庫を設置、電纜20,000mが納められた。上甲板には海底沈置式水中聴音機4組を搭載、またケーブル取り回し用に大型のクレーンを船体中央部に装備、艦首部分にはケーブルリールを備えていた。その他対潜用機雷12個、爆雷9個を搭載、機雷を搭載しない場合は爆雷18個搭載可能となっていた。 大戦後半には爆雷を60個搭載とし、前部船底に水中聴音機を装備した。また他艦と同様機銃の増備も実施したと思われる。 本型各艇は1940年(昭和15年)から翌年にかけて竣工、1番艇「初島」の竣工に合わせ各艇は10月25日に特務艇内の電纜敷設艇に類別された。各艇は4つの鎮守府の防備戦隊にそれぞれ1隻ずつ割り当てられ(「釣島」は呉に代わり佐伯に配備)、電纜敷設や近海の警備に当たった。大戦後半には船団護衛にも駆り出され「初島」がラバウル、「立石」がマカッサル海峡方面まで進出している。1945年(昭和20年)に入り4隻中3隻が戦没し、唯一残存した「釣島」は戦後に逓信省の「釣島丸」となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「初島型電纜敷設艇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|