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『初陣』(ういじん)は、1933年(昭和8年)製作・公開、冬島泰三原作・脚本・監督による日本の長篇劇映画、剣戟映画、サイレント映画(サウンド版)である〔キネマ旬報社, p.467.〕〔''初陣''、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。〕〔''初陣''、 日本映画情報システム、文化庁、2013年1月26日閲覧。〕〔''初陣''、 映連データベース、日本映画製作者連盟、2013年1月26日閲覧。〕〔''初陣'' 、KINENOTE, 2013年1月26日閲覧。〕。二代目林又一郎の長男、林敏夫の映画デビュー作として知られる〔。 == 略歴・概要 == 本作は、当時の松竹下加茂撮影所のスター、林長二郎(のちの長谷川一夫)の2作目『お嬢吉三』(監督衣笠貞之助、1927年)の脚本を手がけた冬島泰三のオリジナルシナリオを採用し、冬島が監督した作品である〔〔〔〔〔〔、2013年1月26日閲覧。〕。本作は、白虎隊を主題にし、林長二郎の甥にあたる公開当時満18歳の「新スター林敏夫」をプロモーションする意図をもって製作され、同社は林長二郎、坂東好太郎、高田浩吉といった当時のスターをそろえて、オールスター豪華配役を組んだ〔。 中野忠晴歌唱による本作の主題歌『初陣の唄』も製作され、コロムビア・レコードから発売されたレコードのB面には、林敏夫本人と「私同様、甥、林敏夫をよろしく」という林長二郎の肉声による口上も収録されていた〔今村ほか, p.159.〕。各地のレコード店の店頭で繰り返し流され、盛大なプロモーションとなった〔。同年11月1日、東京・浅草公園六区の帝国館を皮切りに、全国で公開された〔〔。同館での同時上映は、松竹蒲田撮影所製作のサウンド版現代劇『大学の若旦那』(監督清水宏、主演藤井貢)であった〔大学の若旦那 、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。〕。 サウンド版として製作された本作は、上映用プリントのサウンドトラックに音楽等が入ったものであり、芝居はサイレントベースであり、林敏夫は、本作以降の出演作でも、翌1934年(昭和9年)12月31日に公開された井上金太郎監督のトーキーによる正月映画『侠客曾我』までは、サウンド版ないしは純然たるサイレント映画に出演をつづけた〔、2013年1月26日閲覧。〕。 2013年(平成25年)1月現在、東京国立近代美術館フィルムセンターも、マツダ映画社も、本作の上映用プリントを所蔵しておらず、現存していないとみなされるフィルムである〔所蔵映画フィルム検索システム 、東京国立近代美術館フィルムセンター、2013年1月26日閲覧。〕〔主な所蔵リスト 劇映画 邦画篇 、マツダ映画社、2013年1月26日閲覧。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「初陣 (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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