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別本(べっぽん)とは、源氏物語の写本のうち、青表紙本、河内本のいずれにも属さないものをいう。またそのような写本によって伝えられる本文を指すこともある。 ==概要== 「別本」の呼称は池田亀鑑により1942年(昭和17年)に出版された源氏物語の校本である「校異源氏物語」において初めて用いられたもので、後に「源氏物語大成」などにも採用されて広く普及することになった。そもそも「別本」とは青表紙本でもなく河内本でもないと認められる諸写本を、その性格・系統などを考慮に入れず一様に「別本」という一つの呼称で扱おうとするあくまで便宜的な用語であつて、青表紙本や河内本のように特定の祖本から分かれた何らかの共通の性格を持った一群の写本が存在するわけではない。この術語を提唱した池田亀鑑によれば、「青表紙本や河内本が「青表紙本系統」や「河内本系統」と呼ばれたりするのと同様に別本を「別本系統」と呼ぶのは誤りであり、別本という呼称やその性格は源氏物語の本文の研究が進んで青表紙本や河内本の性格が明らかになった後で改めて検討され、分類・整理されるべきものである」としていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「別本」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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