翻訳と辞書
Words near each other
・ 利益集団
・ 利神城
・ 利福
・ 利稲
・ 利胆、胆汁分泌増加
・ 利胆薬
・ 利胆薬、胆汁分泌(促進)薬
・ 利胆薬、胆汁分泌(促進薬)
・ 利菁
・ 利落ち
利蒼
・ 利谷信義
・ 利豊
・ 利豊県
・ 利貞
・ 利賀そば
・ 利賀のはつうま
・ 利賀の初午
・ 利賀スキー場
・ 利賀ダム


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

利蒼 : ミニ英和和英辞書
利蒼[り そう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [り]
 【名詞】 1. advantage 2. benefit 3. profit 4. interest 

利蒼 : ウィキペディア日本語版
利蒼[り そう]

利蒼(り そう、? - 紀元前186年)は前漢初期に長沙国をつとめ、初代軑侯(たいこう)となった政治家。『史記』では利倉、『漢書』では黎朱蒼と記されている。
『漢書』によると長沙国は13県、戸数43,000余、人口23万程であり、必ずしも大国とは言えなかったが、漢と南越の重要な貿易中継点として双方から重んじられていた〔陳 (1981) p.80〕。利蒼はその長沙国の家臣団の長として、交易・外交などの政務で主要な役割を果たしていたと考えられる〔陳 (1981) p.78〕。
『史記』巻19「恵帝間侯者年表」、『漢書』巻16「高恵高后文功臣表」によると、紀元前193年(恵帝2年)4月、利蒼は長沙の相であることを理由に軑侯(列侯)となり、食邑700戸を得た〔陳 (1981) p.77〕。「軑」は江夏郡に属し、淮河の支流(現在の河南省南部)と推定される〔〔利蒼の墓は長沙にあり、また「長沙丞相」という印章が副葬されていた点から、利蒼は数百キロ離れた自らの侯国へは行かなかったと思われる。(陳 (1981) p.89)〕。
諸侯王の国の相であることを理由に列侯となった前例はおそらく無く〔陳 (1981) p.81〕、この異例の厚遇を陳 (1981) は次のように解釈している。
* 長沙国の政務の重要性に鑑み、その労をねぎらおうとした。
* 事実上、利蒼が長沙国の運営者であり、列侯にすることで名を実に合わせようとした。
利蒼は紀元前186年に没し、現在の馬王堆漢墓に葬られた。息子の利豨が跡を継ぎ、軑侯家はその後、利蒼を含め6代続いた〔陳 (1981) p.82〕。
== 脚注 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「利蒼」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.