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要素従属性(ようそじゅうぞくせい)とは、共犯が成立するためには、(概念上の前提となる)正犯が一定の犯罪要素を備えるものでなければならない、という共犯の性質を指す。 == 概説 == 従来,従属性の程度(共犯従属性説を前提にその程度を問題にするもの)と呼ばれてきたものであるが、要素従属性は共犯従属性説・共犯独立性説を問わず問題となるものであることに着目してこのような用語法が唱えられ、定着している。ここで、共犯は正犯のいかなる要素に従属するかが問題とされるのである。 なお、従属性の二義性を主張する立場からは、要素従属性における従属性とは成立要件としての従属性であって、連帯性としての従属性ではないとの指摘もなされている。すなわち、例えば、後述の制限従属形式は正犯の違法性を共犯の成立要件として要求するものではあっても、正犯が違法なら共犯も違法であるという点までは含意しないということである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「要素従属性」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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