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前田 案山子(まえだ かがし、文政11年2月23日(1828年4月7日) - 明治37年(1904年)7月20日)は、日本の政治家。自由民権運動家。衆議院議員(1期)。 夏目漱石の『草枕』に登場する「志保田の隠居」のモデルである。 == 生涯 == 肥後国玉名郡小天村の豪族・前田惟鑑の第三子として生まれる〔篠田正作編 (鍾美堂, 1891)〕。 幼名を一角、長じて覚之助を名乗る〔: 一冊の本の源流を尋ねて 藤田美実、立正大学文学部論叢 80,1984〕。武術に優れ、槍の名手と言われ、25歳で肥後藩士となり〔、細川家の槍術指南を務める。 1877年(明治10年)富岡敬明県令から熊本県第七大区(玉名郡南半分)区長に任命。1878年(明治11年)に小天の山麓に温泉を発見し、別荘を建設、犬養木堂、植木枝盛、中江兆民、頭山満など、多くの活動家が訪れた〔(のちに夏目漱石が投宿し、ここを舞台に小説『草枕』を執筆した)。 1890年(明治23年)7月1日、第1回衆議院議員総選挙熊本1区当選。 11月20日、佐々友房、木下助之、古荘嘉門、頭山満らと国民自由党を結成。1892年(明治25年)2月15日、第2回衆議院議員総選挙に立候補せず、引退。 1901年(明治34年)、長男の選挙準備をきっかけに子供たちの間で財産分与に関する諍いが起こり、翌年裁判沙汰となる〔。財産分配は本家(長男と次男)6、隠居(案山子)4と決まり、案山子は別荘に移り、他は分家となった〔。同年、本家が焼失、次男病死〔。1904年(明治37年) 7月20日死去。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「前田案山子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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