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前線偵察機 : ミニ英和和英辞書
前線偵察機[き, はた]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [てい]
 (n) spy
偵察 : [ていさつ]
  1. (n,vs) scout out 2. reconnaissance 
偵察機 : [ていさつき]
 【名詞】 1. reconnaissance plane 2. spy plane
: [さつ]
 (n) (col) police
: [き, はた]
 (n) loom

前線偵察機 ( リダイレクト:偵察機 ) : ウィキペディア日本語版
偵察機[ていさつき]

偵察機(ていさつき、:surveillance aircraft)は、敵性地域などの状況を把握するために偵察など情報収集を行う軍用機航空機)のひとつ。基本的に軍隊で軍用機として運用される事が大半だが、なかには情報機関準軍事組織が運用するものもある。
偵察機は軍用機の種類の中では最も古参であり、史上初めて本格的に軍事転用された航空機として第一次世界大戦に登場した。戦闘機爆撃機は偵察機から事実上派生したものであり、以降偵察機は軍用機の歴史と共にあった(#歴史)。
== 概要 ==

2000年代の時点で、偵察機の種類としては空中写真や映像撮影による偵察を行う旧来の写真偵察機が主であるが、この他に電波傍受を行う電子偵察機電子戦機の一種)などもある。また、戦略的偵察任務に主に用いられるものを戦略偵察機戦術的偵察任務に主に用いられるものは戦術偵察機と区分し称される。
冷戦期に新たに偵察衛星技術が米ソで開発され、21世紀を迎えた現在は五大国以外にも宇宙打ち上げ技術を持つ日・独・伊・イスラエル・印などがその技術を獲得している。しかし衛星偵察システムを継続的に運用できるのは宇宙技術先進国のみであり、それ以外の国は依然として航空偵察のみに依存せざる得ずその需要はいまだ根強い。また衛星偵察運用国の間でも、偵察対象の長時間連続監視、核実験監視などサンプリング採集が必要な偵察、巨大な電子装備の搭載が必要な偵察などには依然として航空偵察が有力な方法である。〔航空偵察と衛星偵察の比較においてはそれぞれに一長一短がある。偵察衛星は大気の抵抗の影響で最低でも高度約150㎞程度確保しなければならないのに対し、航空偵察ではU-2で高度21km、MQ-1プレデターで高度7.6kmで運用される。偵察衛星は軌道の高度が高く、被撃墜などの恐れがほぼなく安全性が高い。また画像偵察衛星とレーダー偵察衛星を併用すれば偵察対象上空の気象条件に左右されず、また夜間も運用できる。しかし偵察衛星は航空偵察よりもはるか上空で運用され偵察対象物との距離が遠いため画像の解像度がどうしても劣ってしまう。また滞空できないため連続監視ができない。また衛星打ち上げロケットや巨大な通信設備などが必要で、システム全体が大きく高価であることが欠点であり、運用できる国はおのずと限られる。衛星偵察、航空偵察に関わらずシステムが完全運用される以前に偵察対象国が擬装工作を行った施設をいったん完成させてしまうと、目標を発見することが非常に困難となる。しかし偵察システムがいったん機能し継続的に運用されれば、そのような偽造工作をしても土砂などのボタ山や工事車両の出入りなどの痕跡から施設の有無を特定することは可能である。現在の技術では衛星でも航空機でも直下だけでなく斜めからの撮影は可能である。航空偵察の利点は、連続して監視が可能な点、高解像度の画像の取得が容易な点に加え、衛星と比べはるかに大きなペイロードにより、大きく重い監視装置を搭載できる点にある。〕反面、当然ながら捕捉・攻撃・撃墜される危険性は高くなるため、戦略偵察機は防空ミサイルをふり切るために高空を飛行することと同時に長大な航続距離が求められ、戦術偵察機も偵察対象国の防空システムが破壊され機能しない状態や航空優勢が確保された状態であることが必須では無いがある程度求められる。
なお現在では、機体に搭乗し操縦や偵察を行う乗員を要しない無人偵察機が注目を浴び、アメリカ軍イギリス軍を筆頭に積極的に利用されるようになっている。無人偵察機は乗員スペースを必要としないために機体の大幅な小型化が可能で、これはレーダーに探知されにくくなる。また乗員の疲労を考慮しなくてもよいためより長時間の偵察が可能であると同時に、被撃墜などによる戦死・戦傷も防ぐことができる。従来の有人偵察機はこれら小型無人偵察機の母機として使用されることもある。
偵察機には計画段階から偵察機として開発されたもの(主に戦略偵察機。例:アメリカ空軍のU-2・SR-71)のほかに、元は他の軍用機(戦闘機や爆撃機など)や民間機であったものを改造し偵察機に転用したもの(例:ソ連空軍/ロシア空軍MiG-25Su-24イギリス空軍キャンベラアメリカ海軍航空自衛隊F-4など)、他の軍用機に偵察機材が収納された整形容器を外部装備して偵察任務を行わせるもの(主に戦術偵察機。例:アメリカ海軍F-14など)がある。また、偵察機はその任務特性から連絡機観測機哨戒機・電子戦機・COIN機軽攻撃機軽爆撃機などとも重複する場合もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「偵察機」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Surveillance aircraft 」があります。




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