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構造物に荷重が作用すると、部材内部には、その荷重に抵抗するための力、内力(ないりょく、)が発生する〔吉田(1967)、pp.11-12〕。断面力(だんめんりょく、)とは、ある断面に作用する内力のことである〔崎本(1991)、pp.48-49〕。 断面力は以下の4種類に分離される〔中村 他(1994)、p.57〕。 * せん断力(せんだんりょく、) * 軸力(じくりょく、)、軸方向力(じくほうこうりょく)、垂直力(すいちょくりょく、) * 曲げモーメント(まげモーメント、) * ねじりモーメント() == 概要 == 構造物に外力(荷重と反力)が作用しているときに、安定して静止している場合、力は釣り合いの状態となっており、構造物全体でかかる力の総和がゼロとなっているはずである。この力の釣り合いは、構造物全体に対してのみでなく、構造物や部材の任意の部分に切断した場合にも成立していなければならない〔二見(1963)、p.29。〕。部材をある断面で切断した場合に力の釣り合いが成り立つためには、切断した先の部材にかかっていた力と等しいだけの力が、切断された断面に作用していなければならない〔。 断面に作用する力は、通常は断面内で分布をしているが、断面が変形しないとする近似(断面保持の仮定〔断面が変形しないという近似であって、部材軸に沿って隣接する断面との位置関係は変わりうる。つまり、部材全体としては変形し、剛体近似ではない。〕)の下で、図心(部材軸)上に集中して作用する力と等価になる。部材軸上に作用する力は、部材軸と直交する成分と平行な成分に分けられ、せん断力、軸力、曲げモーメントとねじりモーメントの合力として考えられる〔。 材軸を含む平面内で考える場合は、断面力は、通常、せん断力、軸力、曲げモーメントの3つに分離して考慮される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「断面力」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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