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side reaction =========================== ・ 副 : [ふく] 1. (n,pref) duplicate 2. copy 3. assistant 4. associate 5. vice- 6. sub- 7. deputy 8. substitute 9. auxiliary 10. supplementary 1 1. additional 12. collateral 1 ・ 反 : [はん, たん] 1. (n,vs,n-pref) anti- 2. opposite 3. antithesis 4. antagonism ・ 反応 : [はんのう] 1. (n,vs) reaction 2. response
副反応(ふくはんのう)とは、ワクチン接種に伴う、免疫の付与以外の反応のことである。 疾病の治療薬の場合、投与目的以外の作用は副作用と呼ばれている。しかし、ワクチンの場合は投与した外来物質の化学的作用を期待して投与するわけではなく、投与した外来物質に対する生体反応(免疫)を期待して投与する。これらワクチンの場合、投与に伴う免疫付与以外の反応も、外来物質の化学的作用ではなく免疫学的機序によって起こるものが多い。このため、ワクチン投与に伴うものは副反応と呼んで副作用と区別している。ただし、英語圏ではどちらもAdverse effectsあるいはside effect〔Vaccines and Immunizations Possible Side-effects from Vaccines CDC〕と表記されている。 厚生労働省は、予防接種後に一定の基準(副反応報告基準)に合致する症状が出現した際に、因果関係にかかわらず報告するよう求めている〔予防接種後副反応報告書 注意事項3,6 厚生労働省〕 。このため医療機関からの副反応報告書には、有害事象(Adverse event: ワクチンと無関係あるいは関係がわからない出来事)が多く含まれる。接種後に帰宅する途中、犬に噛まれれば、これも「有害事象」に該当する〔予防接種後有害事象と副反応 日本小児感染症学会〕。(報告基準は満たさない)厚生労働省の予防接種後副反応報告書集計報告では有害事象を含むだけでなく、副反応報告基準の範囲外であってもすべての報告を単純集計した数字が発表されるため、実際には予防接種と無関係の紛れ込み事象が含まれている〔予防接種後副反応報告書集計報告書平成23年度分 注釈3 厚生労働省〕。 ==副反応の発生機序== ===ウイルスまたは細菌の感染によるもの=== 生ワクチンでは、弱毒化した細菌またはウイルスそのものを被接種者に投与する。この細菌またはウイルスが被接種者に感染することにより、液性免疫および細胞性免疫の双方を惹起することができるのが生ワクチンの特徴である。 生ワクチンの細菌またはウイルスに感染してもほとんど症状は出ない場合も多いが、ときに感染に伴って症状が出現する場合がある。これらの症状がワクチンの副反応として報告される。 *麻疹ワクチンをはじめ、生ワクチンウイルスによる発熱はしばしば(1~3割)みられる。 *麻疹ワクチンでは発疹がみられることもある。 *BCG接種では、接種局所の腫脹・水疱形成・痂皮化が必発(これらが発生しない場合、結核菌に対する細胞性免疫も惹起されず、ツベルクリン検査が陽転しない可能性がある)であるほか、所属リンパ節の腫脹がときにみられる。免疫不全者などに接種すると、発疹や播種性感染症などの重篤な副反応を呈する危険がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「副反応」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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