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劉 祉（りゅう し、紀元前7年 - 35年）は、中国の新代から後漢時代初期にかけての武将、政治家。荊州南陽郡蔡陽県（湖北省棗陽市）の人。字は巨伯。父は舂陵侯劉敞。後漢の光武帝（劉秀）の祖父劉回は劉敞の父劉仁の従弟にあたるため、光武帝の族兄にあたる。弟は劉終、子は劉平、劉堅。 == 事跡 == === 不遇の年少時代 === 父の劉敞は、始めは族兄の安衆侯劉崇と共に王莽排斥を企んでいたが、居摂1年（6年）に劉崇の謀反は露見して失敗する。劉敞は、別に私党を結成しようと謀り、高陵侯翟宣の娘を劉祉に娶わせた〔『東観漢記』によると、劉祉ではなく、劉敞の嫡子で劉祉の弟劉終とされているが、本記事では劉祉とする。〕。 ところが、居摂2年（7年）に翟宣の弟翟義が反乱を起こしたため、南陽の官軍は翟宣の娘を殺害し、劉祉は収監されてしまう。劉敞が王莽に懸命に謝罪したことで、何とか劉祉は助命された。その後、劉敞は子爵に降格させられ、更に爵位を奪われた後に死去し、劉祉は王莽から無視されて官職すら与えられなかった。しかし劉祉は劉敞の嫡子であり、人柄も純朴で情に厚かったため、劉氏一族から尊敬されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「劉祉」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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