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加地 亮（かじ あきら、1980年1月13日 - ）は、兵庫県南あわじ市湊出身のプロサッカー選手。Jリーグ・ファジアーノ岡山所属。ポジションはディフェンダー（主に右サイドバック）、ミッドフィールダー。元日本代表。 == 来歴 == 小学校1年生時にサッカーを始める。西淡町立御原中学校卒業後、滝川第二高等学校に入学。黒田和生監督の下でサイドアタッカーとして力を伸ばし〔取材ノートの記憶 加地 亮/G大阪 (1/3) OCNスポーツ (2010年11月30日)〕、高校総体（インターハイ）、高校サッカー選手権大会に出場。 高校卒業後の1998年、ボールタッチの柔らかさとスピードを評価され〔地域選抜組 同年代、切磋琢磨し上へ 朝日新聞デジタル (2005年9月5日)〕セレッソ大阪に入団。同年、U-19日本代表としてアジアユースに出場。黄金世代（79年組）の一員として、1999年にはU-20日本代表に選出され、FIFAワールドユース選手権（ナイジェリア大会）に出場し、準優勝を遂げた。しかしC大阪ではレギュラーを確保できず、2000年に大分トリニータへ期限付き移籍〔 セレッソ大阪 (2000年1月11日)〕。レギュラーに定着し、移籍期間を延長した2001年には〔 セレッソ大阪 (2000年12月25日)〕、リーグ戦チーム最多出場（吉田孝行とタイ）を記録した〔選手出場記録 Jリーグ (2011年11月18日)〕。この年限りで大分を退団〔 大分トリニータ (2001年12月21日)〕。 2002年、FC東京に完全移籍〔 セレッソ大阪 (2001年12月21日)〕〔FC東京 (2001年12月21日)〕。夏場以降にレギュラーを確保し、MF石川直宏と右サイドで好連携を築いた。同年10月の札幌戦では派手にロングシュートを決めて J1初得点を記録。2003年10月、FC東京はナビスコカップ準々決勝で敗退していたが、同大会準決勝と日本代表の遠征の日程が重なっており、同代表候補の山田暢久・名良橋晃・市川大祐が前者を優先させたことから新戦力として〔取材ノートの記憶 加地 亮/G大阪 (2/3) OCNスポーツ (2010年11月30日)〕、加地がA代表に抜擢された〔 日本サッカー協会 (2003年9月29日)〕。チュニジア戦で国際Aマッチ初出場。加地は3バック全盛の当時においては希少な「本職」のサイドバックであり、MFを追い越して繰り返し全力で駆け上がる果敢なオーバーラップ〔 WEBサッカーマガジン (2003年10月28日号)〕 が買われ、以後もジーコ監督率いる日本代表に定着し、2004年には中国開催のアジアカップに出場し優勝。代表とチームの行き来で調子を崩したこともあったが〔 東京中日スポーツ (2004年11月22日)〕、真摯な練習姿勢で守備のカバーリングや状況判断などの質を着実に向上させていった〔 東京中日スポーツ (2004年9月29日)〕。同年のナビスコカップ決勝ではPK戦の最後のキッカーに名乗り出て〔 東京中日スポーツ (2004年11月5日)〕、優勝を果たした〔公式記録 2004Jリーグヤマザキナビスコカップ 決勝 Jリーグ (2004年11月3日)〕。2005年6月、コンフェデレーションズカップ出場。ブラジル戦での「幻のゴール〔加地 亮（ガンバ大阪・DF）右サイドを切り崩す攻撃力 (4/5) 日経BP (2006年3月30日)〕」（判定はオフサイド）や、好守の切り替えを怠らないプレーで評価を高めた。同年、ドイツワールドカップ最終予選のイラン戦で国際Aマッチ初得点を挙げ、日本のグループ1位通過及び本選出場に貢献。 2006年、自身のレベルアップ〔加地 亮（ガンバ大阪・DF）右サイドを切り崩す攻撃力 (2/5) 日経BP (2006年3月30日)〕 や関西圏でのプレーを希望し〔G大阪が加地獲得交渉 F東京は慰留 47NEWS (2006年1月12日)〕〔加地 亮（ガンバ大阪・DF）右サイドを切り崩す攻撃力 (1/5) 日経BP (2006年3月30日)〕、ガンバ大阪へ完全移籍〔 FC東京 (2006年1月13日)〕。G大阪にとっては2年越しのオファーが実った。同年開催のワールドカップメンバーにも選出されたが、本大会直前に行われたドイツとの親善試合でバスティアン・シュバインシュタイガーの後方からのタックルを受け負傷〔加地、危険なタックル受け退場 / 親善試合 日刊スポーツ (2006年5月31日)〕。第1戦の欠場を余儀なくされた〔加地の豪州戦出場は絶望的 右足首ねんざで 47NEWS (2006年6月10日)〕。懸命のリハビリで第2戦に間に合わせ〔加地がクロアチア戦で復帰 日刊スポーツ (2006年6月14日)〕、2試合にフル出場した。なお、ドイツ戦での負傷後、ジーコはシュバインシュタイガーを完全に卑劣なタックルだったと名指しで非難〔シュバインシュタイガーの加地へのタックルをジーコ監督が非難 The AFC 2006年6月11日〕。2010年の南アフリカW杯においても「もっとも個人的に、彼（シュバインシュタイガー）のことは応援できない。4年前、加地に対してあんなプレイをした奴だからね。あれは不必要なプレイだった。」と語った〔 web Sportiva (2010年7月1日)〕。3バックを続けていたG大阪にとって加地の加入は4バックとの併用を可能とするものであり〔加地 亮（ガンバ大阪・DF）右サイドを切り崩す攻撃力 (3/5) 日経BP (2006年3月30日)〕、右サイドで攻守に貢献。同年のJリーグベストイレブンを初受賞した。 2007年のナビスコカップ決勝戦ではセンターバックを務め、相手エースのジュニーニョを完璧に封じ〔 WEBサッカーマガジン (2008年2月21日)〕 無失点勝利。FC東京在籍時以来となる2度目の同カップ制覇を果たした。ジーコの後任監督であるイビチャ・オシムからも90分間スプリントできるスピードと持久力を高く評価され〔オシムのメッセージ -遠藤が真に偉大な選手になるために- (前編) フットボールチャンネル (2013年5月3日)〕 出場を続けていたが、2008年に入り岡田武史体制となってからはレギュラーを外れた。同年3月に右大腿部を挫傷し代表合宿を辞退。この際、クラブと代表が並行する過密日程を強い気持ちで戦い続けることが難しくなってきており、G大阪に専念したいという気持ちの整理を付け〔 神戸新聞 (2008年5月20日)〕、加地自ら岡田へ日本代表引退の意思を伝えた〔加地亮選手（G大阪）、日本代表引退表明を受けてのコメント J's GOAL (2008年5月20日)〕。G大阪公式ウェブサイト上でも5月20日に代表引退が発表された〔加地亮選手が日本代表引退表明 ガンバ大阪 (2008年5月20日)〕。同年ACL及び天皇杯で優勝を果たし、クラブワールドカップの全試合に出場。2009年も、G大阪の右サイドバックの座を不動のものとした。2012年は、3度の膝内側側副靭帯損傷を繰り返し、チームも不振に陥りJ2へ降格。2013年は開幕前の練習試合で右足を負傷し、開幕には間に合わなかったものの、J2第3節横浜FC戦で復帰。以降、大きな怪我なくシーズンを乗り切り、J2優勝及びJ1復帰を掴んだ。 2014年6月、メジャーリーグサッカー・チーヴァス・USAへの完全移籍が発表された〔加地 亮選手 MLS・Club Deportivo Chivas USAへ完全移籍のお知らせ ガンバ大阪 (2014年6月24日)〕〔Chivas USA Sign Japanese Defender Akira Kaji | Chivas USA ficha al defensa japonés Akira Kaji チーヴァスUSA (2014年6月24日)〕。7月20日の第19節D.C. ユナイテッド戦で初出場すると、以降はリーグ戦全試合にフル出場。だが同年10月にチーヴァス・USAは解散〔加地が所属、米MLSチバス解散…選手は分配ドラフトで移籍へ スポーツニッポン (2014年10月29日)〕。分配ドラフトで指名されず〔10月にチーム解散…加地 米MLS分配ドラフトで指名なし スポーツニッポン (2014年11月21日)〕、12月に行われた無所属選手を対象としたドラフトでも指名されなかった〔加地は指名されず 新規参入チームに加入の可能性も スポーツニッポン (2014年12月11日)〕。 2015年1月9日、Jリーグのファジアーノ岡山に入団する事が発表された〔加地亮選手 新加入のお知らせ ファジアーノ岡山 (2015年1月9日)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「加地亮」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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