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加波山鉄道(かばさんてつどう、かばやまてつどう)は、かつて茨城県新治郡高濱町(現・石岡市)の鉄道省常磐線高浜駅から同県新治郡柿岡町を結ぶ、大正時代に計画された鉄道路線(未成線)である。1923年(大正12年)に計画され、1927年(昭和2年)に着工に至ったが、開業することなく1933年(昭和8年)に正式に建設中止となった。 == 歴史 == 1923年(大正12年)、海東惣一郎ら地元有志50人により恋瀬川沿岸軌道株式会社が設立された。花崗岩や木材、薪炭、米穀、繭、煙草や海運連絡を目的としたものであった〔起業家の夢かなわず 加波山鉄道 - 2014年9月16日閲覧〕。当初の予定は高浜駅から石岡町、志筑村、小桜村を経由して柿岡地区に至るというものであったが最終的には鉄道省水戸線福原駅までの計画となった〔幻の加波山鉄道 - 2014年9月16日閲覧〕。その後地方鉄道に変更し、柿岡鉄道として会社が成立した。 同年12月15日に高浜-柿岡間の免許が出願され、1925年(大正14年)6月27日に免許が下付された〔高浜町柿岡町間鉄道敷設免許ノ件 - 国立公文書館デジタルアーカイブ、2014年9月16日閲覧〕。1926年(大正15年)5月12日に加波山鉄道と改称され、1927年(昭和2年)3月17日に鉄道施設工事施行認可が下り、同年9月12日に工事が開始された。しかし、度重なる不況や石岡中町の大火災などで工事が継続できなくなり〔、1933年(昭和8年)9月4日に鉄道施設免許が取り消された〔高浜柿岡間線路及工事方法変更認可申請書依願返付ノ件 - 国立公文書館デジタルアーカイブ、2014年9月16日閲覧〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「加波山鉄道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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