|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 加 : [か] 【名詞】 1. addition 2. increase ・ 瀬 : [せ] 【名詞】 1. current 2. torrent 3. rapids 4. shallows 5. shoal ・ 沼 : [ぬま] 1. (n,n-suf) swamp 2. bog 3. pond 4. lake
加瀬沼(かせぬま)は、日本の宮城県の宮城郡利府町・多賀城市・塩竈市にまたがる灌漑用ため池である。この沼を中心として、県立都市公園『杜の都信用金庫「モリリン加瀬沼公園」』が供用されている〔。 北・東・南の三方を松島丘陵から出る樹枝状丘陵によって囲まれた谷の西側に築堤して造られた谷池。現在はアースダムとなっており、宮城県最大のため池となっている。施設所有者は多賀城市、管理者は宝堰加瀬溜井管理組合。漁業権は設定されていない。加瀬沼の水は勿来川(二級河川。旧・名古曽川)に流れ出る。勿来川は砂押川と合流し、貞山運河を経て仙台港で仙台湾に出る。 == 歴史 == 加瀬沼の南に隣接する丘陵には、8世紀から10世紀まで陸奥国の国府・多賀城が置かれたが、当時は未開発の谷地・湿地で池はなかった。 慶長年間(1596年から1615年)に築堤されたとする説と、寛文事件(伊達騒動)で原田宗輔に殺害された伊達宗重(涌谷伊達家)が築堤したとする説がある。両説の間には数十年の差があるが、おおよそ400年前に造られたと見られる。 大正時代初期から1963年(昭和38年)までは、丘陵の東側にある松島湾沿いの塩竈市への上水道の水源となっていた。 1992年(平成4年)に水門が破損して水量が激減し、大量の魚や貝が死んだ〔『多賀城市史』第1巻32頁。〕。1995年(平成7年)から1997年(平成9年)にかけて、宮城県仙台産業振興事務所により堤体などの改修整備がなされた。 1983年度(昭和58年度)より、加瀬沼公園整備事業が着手された〔。 2010年(平成22年)3月25日に加瀬沼ため池として農林水産省のため池百選に選定された〔加瀬沼ため池 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「加瀬沼」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|