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加群の層 : ミニ英和和英辞書
加群の層[かぐんのそう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [か]
 【名詞】 1. addition 2. increase 

加群の層 : ウィキペディア日本語版
加群の層[かぐんのそう]

数学では、環付き空間 (''X'', ''O'') 上の''O''-加群の層(sheaf of ''O''-modules)、あるいは、単純に''O''-加群(''O''-module)は、 ''F'' であり、''X'' のすべての開集合 ''U'' に対し、''F''(''U'') が ''O''(''U'')-加群であり、制限写像 ''F''(''U'') →''F''(''V'') が制限写像 ''O''(''U'') →''O''(''V'') と整合性を持つ層である。''O''(''U'') の任意の ''f'' と ''F''(''U'') の任意の ''s'' に対し、''fs'' の制限は ''f'' の制限の ''s'' の制限倍となっている。
''X'' がスキームであり、''O'' が ''X'' の構造層である場合が標準的である。
''X'' が環 ''R'' の素スペクトルであれば、任意の ''R''-加群は自然に ''O''''X''-加群を定義する(付随する層と呼ぶ)。同様に、''R'' が次数付き環で、''X'' が ''R'' の (Proj)であれば、任意の次数付き加群は自然に ''X'' 上の ''O''''X''-加群を定義する。このようにして得られる ''O''-加群は(quasi-coherent sheaves)の例である。
環付き空間上の ''O''-加群の層は、アーベル圏を構成する〔Vakil, Math 216: Foundations of algebraic geometry , 2.5.〕。さらに、この圏は(enough injectives)であり、結局、層コホモロジー H^i(X, -)大域切断函手 \Gamma(X, -) の ''i''-番目の右導来圏として定義することができる。
'O''-加群の層(sheaf of ''O''-modules)、あるいは、単純に''O''-加群(''O''-module)は、 ''F'' であり、''X'' のすべての開集合 ''U'' に対し、''F''(''U'') が ''O''(''U'')-加群であり、制限写像 ''F''(''U'') →''F''(''V'') が制限写像 ''O''(''U'') →''O''(''V'') と整合性を持つ層である。''O''(''U'') の任意の ''f'' と ''F''(''U'') の任意の ''s'' に対し、''fs'' の制限は ''f'' の制限の ''s'' の制限倍となっている。
''X'' がスキームであり、''O'' が ''X'' の構造層である場合が標準的である。
''X'' が環 ''R'' の素スペクトルであれば、任意の ''R''-加群は自然に ''O''''X''-加群を定義する(
付随する層と呼ぶ)。同様に、''R'' が次数付き環で、''X'' が ''R'' の (Proj)であれば、任意の次数付き加群は自然に ''X'' 上の ''O''''X''-加群を定義する。このようにして得られる ''O''-加群は(quasi-coherent sheaves)の例である。
環付き空間上の ''O''-加群の層は、アーベル圏を構成する〔Vakil, Math 216: Foundations of algebraic geometry , 2.5.〕。さらに、この圏は(enough injectives)であり、結局、層コホモロジー H^i(X, -)大域切断函手 \Gamma(X, -) の ''i''-番目の右導来圏として定義することができる。

associated sheaf) in a natural way. Similarly, if ''R'' is a graded ring and ''X'' is the Proj of ''R'', then any graded module defines an ''O''''X''-module on ''X'' in a natural way. ''O''-modules obtained in such a fashion are examples of quasi-coherent sheaves.
Sheaves of ''O''-modules over a ringed space form an abelian category.〔Vakil, Math 216: Foundations of algebraic geometry , 2.5.〕 Moreover, this category has enough injectives, and consequently one can and does define the sheaf cohomology H^i(X, -) as the ''i''-th right derived functor of the global section functor \Gamma(X, -).-->
== 操作 ==
''f'': (''X'', ''O'') →(''X''', ''O''') を環付き空間の射とする。''F'' が ''O''-加群であれば、順像層 f_
* F は、自然な写像 ''O''' →''f''
*
''O'' を通してできる ''O'''-加群である(そのような自然な写像は、環付き空間の射のデータの一部である)。
''F'' と ''G'' が ''O''-加群であれば、それらのテンソル積は、
:F \otimes_O G あるいは F \otimes G
により記され、前層 U \mapsto F(U) \otimes_ G(U) に付随する層となっている ''O''-加群である。
同様に、''F'' と ''G'' が ''O''-加群であれば、
:\mathcal_O(F, G)
は、前層 U \mapsto \operatorname_(F|_U, G|_U) に付随する ''O''-加群を表す。特に、''O''-加群
:\mathcal_O(F, O)
は、''F'' の双対加群と呼ばれ、\check F と書かれる。注意:''E'' が有限ランクの局所自由層であれば、\mathcal_O(E, F) = \check \otimes F である。
''G'' が ''O'''-加群であれば、''G'' の加群の逆像 f^
* G は、加群のテンソル積
:f^ G \otimes_ O
として与えられる ''O''-加群である。ここに f^ G は ''G'' の(inverse image sheaf)であり、f^ O' \to O随伴により O' \to f_
* O として得られる。
随伴関係が f_
* と f^
* の間に存在する。任意の ''O''-加群 ''F'' と ''O'''-加群 ''G'' に対し、アーベル群として、
:\operatorname_(f^
* G, F) \simeq \operatorname_(G, f_
*F)
である。
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