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加賀美氏(かがみし)は日本の氏族のひとつ。本姓は源氏。 == 沿革 == 加賀美氏は甲斐源氏の祖とされる新羅三郎義光の孫・源清光の子遠光(清光の父義清からはじまる一族。遠光は武田信義の異母兄弟で、平安時代後期に甲斐源氏の一族は甲府盆地各地へ土着するが、遠光は甲斐国巨麻郡加賀美郷(山梨県南アルプス市加賀美)に所在する加々美荘を本拠とし、加賀美姓を名乗る。 遠光は滝口武者であったとされ、承安元年(1171年)には宮中で怨霊を鎮めた功績により高倉天皇から不動明王像を賜り、加賀美荘内の大聖寺(身延町)に伝わっている。平安後期の治承・寿永の乱では武田信義や安田義定に比して活躍に乏しいが、源頼朝の元に参じ、鎌倉幕府では御門葉の一人として信濃守に任ぜられている。また、遠光の娘(大弐局)は文治4年に源頼家の養育に携わっている。文治5年に遠光は子息とともに奥州合戦に参加する。 加賀美氏の嫡流は四男光経に引き継がれたが、その他に長男・秋山光朝の秋山氏、次男・小笠原長清の小笠原氏、三男・南部光行の南部氏、五男の於曽経行の於曾氏といった庶流が発祥し、甲斐国のみならず全国に広がる氏族となった。 南アルプス市加賀美に所在する法善寺は遠光の屋敷跡とされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「加賀美氏」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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