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加部島(かべしま)は、東松浦半島北部、唐津市呼子町の呼子港の沖約500mの玄界灘に位置する島。佐賀県唐津市に属し、大字は唐津市呼子町加部島。本土の呼子町殿ノ浦とは全長727mの呼子大橋で繋がっている。 == 概要 == *面積 - 約2.72km² *人口 - 583人(2010年国勢調査) - 1995年の国勢調査では762人で、著しい減少傾向にある。 古くは「壁島」と呼ばれたことからも分かるように、呼子港の目の前にあり、玄界灘の荒波から港を守る天然の防波堤の役割を果たしている。島の分水嶺は大きく南に寄っており、最高峰の天童岳は南西部にある。一方島の北側は台地状になっており、平坦な土地が広がる。地質は玄武岩質で、北部の海岸は柱状節理の海蝕崖となっている〔「加部島 世界大百科事典,日本大百科全書」、コトバンク、2015年9月5日閲覧〕。 呼子大橋を通じ、呼子市街・唐津市街(唐津大手口バスセンター)とを結ぶ昭和バスの路線バスが運行している。呼子までは約10分、唐津大手口までは約45分。 加部島と片島の2つの集落がある。ハマチの養殖、イカの水揚げといった漁業とともに農業も盛んで、稲、野菜類、柑橘類の栽培、肉牛の飼育が行われている。特産品として、甘夏(呼子甘夏)やそれを加工した甘夏ゼリーがある〔。 玄海国定公園に含まれ〔「玄海国定公園 」佐賀県、2015年9月5日閲覧〕、島北部にはキャンプ場がある〔。2009年には島の「防風垣が守る畑地景観」が朝日新聞社・森林文化協会の「にほんの里100選」に選定されている〔「にほんの里100選 86. 加部島 」、朝日新聞社・森林文化協会、2015年9月5日閲覧〕。 島の北部から発掘された6世紀初頭の前方後円墳「瓢塚古墳」は、日本武尊の子・稚武王の墓とする説がある。また、松浦古事記に記載があり、境内に松浦佐用姫伝説にまつわる佐用姫神社がある田島神社は、佐賀県内で最も古い神社とされる歴史の島でもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「加部島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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