|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 労 : [ろう] 1. (n,vs) labor 2. labour 3. toil 4. trouble 5. striving 6. putting (someone) to work 7. thanking (someone for their efforts) 8. comforting ・ 労働 : [ろうどう] 1. (n,vs) manual labor 2. manual labour 3. toil 4. work ・ 働 : [どう] 【名詞】 1. work 2. labor 3. labour ・ 学 : [がく] 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge ・ 学校 : [がっこう] 【名詞】 1. school ・ 校 : [こう] 1. (n,n-suf) -school 2. proof
労働学校(ろうどうがっこう)は、労働者の自覚や知識の向上のために、労働者の自発性によって設立された労働者のための教育機関である〔。 ==概説== 19世紀初めのイギリスの機械工講習所等が先駆を成す〔。19世紀のイギリスにはエンゲルスのいう"たくさんの社会主義"に対応するさまざまな種類の労働者の学習活動が存在しており、一方で成人学校運動や大学拡張運動が繰り広げられていた。1899年オックスフォードに設立されたラスキン・カレッジ:en:Ruskin collegeは、労働運動や協同組合の援助によった新しい形態の労働者教育機関であった。〔田村佳子英国労働者教育に関する一考察:ラスキンカレッジ(労働者のためのレジデンシャル・カレッジ)の歴史と課題 : " A Study on Workers' Education in Britain : A Short History and Prospects of Ruskin College " (PDF)『広島平和科学』Vol.15 page.151-167 (1992)〕 ほかにアメリカ合衆国のランド・スクールなど、20世紀初め以来労働組合により各国に設立されていった。〔kotobank > 労働学校とは 〕 日本でも労働者教育は労働運動、社会主義運動の発展とともに始まった。 1911年鈴木文治が東京三田のユニテリアン教会で月1回通俗学術講習会を開催したが、翌年その聴講者を中心に組織された友愛会東京連合会が1920年11月東京労働講習所を設立。これが日本における最初の労働学校とされる。 1921年に労働者教育協会設立、日本労働学校開校、翌1922年には賀川豊彦著『死線を越えて』の印税で大阪労働学校が開設された。これらの学校はその背景にあった労働運動への弾圧や停滞により消滅していった。 1921年の月島労働講習所の趣意書にもあるように、労働学校は労働者自身の経験や問題意識に立って開設され、これに知識人が協力するという方式をとることが多かった。〔島田修一「労働者教育 ろうどうしゃきょういく」、平凡社世界大百科事典〕たとえば、性科学者で日本最初の無産政党からの代議士になった山本宣治は、選挙以前に1923年大阪労働学校講師、1924年京都労働学校校長を務めていた〔渡辺悦次「山本宣治 やまもとせんじ 1889‐1929 (明治22‐昭和4)」平凡社世界大百科事典〕。 戦後日本では、労働組合や知識人の協力のもとで各地に労働学校がつくられ運営されている。例えば、京都労働学校は、京都市の委託を受けて社団法人京都勤労者学園が設置・運営する各種学校で、2011年度は春期、秋期の2回にわたり、中国語、日本史、書道、Microsoft Excelなどの講座を開設している〔京都労働学校 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「労働学校」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|