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ELECTRIBEシリーズ(エレクトライブシリーズ)とは、1999年にコルグから発売されたELECTRIBE A/Rをはじめとするシーケンサー専用機(ハードシーケンサー)の型番・商品名である。 == 主な特徴 == * ELECTRIBEシリーズは機種ごとに特化した機能に分けることによって、操作の簡易化、値段の低価格化、製品コンセプトを明確にしている。全機種にMIDIポートが搭載、外部入出力があり、他の機器との連携が取れるようになっている。これによって、ユーザーは自分で必要な機材のみを買い足すことができ、既存の機材と柔軟な組み合わせができるようになっている。また、シリーズ全てをそろえればオールインワンシンセに匹敵する機能にもなる。 * 全機種、ローランド・TR-808/ローランド・TR-909/ローランド・TB-303 の流れを汲むステップシーケンス入力及びパターンシーケンサーを採用している。4分の4拍子での一小節を16ステップで表し、このステップを入力することでドラムパターンを構成できる。またこのステップはタブ譜と相似であるので、直感的に入力がしやすい方式である(4つ打ちはキックを1,5,9,13ステップに置く等)。パターンシーケンサーは、8小節(機種により4小節)の小節をひとつの単位とし、これをつなぎ合わせて曲を構成する方式であるが、パターンをつなぎ合わせるよりもむしろ単一パターンの繰り返し再生を好む現代のダンスミュージックにおけるミニマル、テクノなどのループ音楽ジャンルにマッチした入力形式となっている。 * 他の一般的なシンセで見られるLCD画面による音色のエディットを極力排除しているが、その代わりにつまみによる音色変化と「モーションシーケンス」と呼ばれるつまみの値の変化を演奏情報として記憶する機能を搭載しており、そのためかパラメータが驚くほど省略されている。物理的に配置できるつまみの数の制限によって絞り込まれたものと想像できるが、これによってシンセ初心者がパラメータの意味をわからなくてもつまみを回すことによって音色変化を得やすい明快な操作性を生むことになる。また、『自分で制御できるだけの数のパラメーター』は、リアルタイム演奏時の強力なメリットにもなっている。 * コルグ内での同製品の位置付けは、シンセサイザーカテゴリーではなく、ダンス/DJカテゴリーとなっている。その為か、本体パネルには赤や青、ゴールドなど人目を惹く色をチョイス。曲の再生中はステップキーやインジケーターが点滅、EMX/ESXで搭載された真空管がライトアップされるなど、演奏風景自体を演出するギミックが搭載されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コルグ・ELECTRIBEシリーズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Electribe 」があります。 スポンサード リンク
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