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勇者シリーズ(ゆうしゃシリーズ)とは、サンライズ、名古屋テレビ、東急エージェンシーが1990年から1998年までにわたり製作した一連のロボットアニメ作品の総称。「勇者」をキーワードとして、心を持ったロボット「勇者ロボ」と少年の交流やメカのアクション、ロボットの合体、そのほか番組ごとの独自のテーマで物語が展開される〔『勇者シリーズ コンプリートマニュアル』2頁。〕。 シリーズはテレビアニメ版全8作品で構成されているが、『勇者指令ダグオン』と『勇者王ガオガイガー』ではOVAがリリースされている。またテレビゲーム版のオリジナル作品も場合によってはシリーズに含むため〔正確に言えば、放映後の歴代勇者コラボ初作品はエクスカイザー・ダガーン・ドリルボーイ・ダグウィング以下数名が登場したドラマCD『サンライズワールド オープン直前、キャラ大混乱』が初登場になる。その中で最初に歴代勇者同士が共闘したのは、声優同一勇者によるステレオバトル・『エクスカイザー対ダ・ガーン&ガ・オーン』である。〕、下記に合わせて記載する。 ==沿革== アニメ製作のサンライズにとってはリアルロボット路線に代わるロボットアニメとして、玩具スポンサーのタカラにとっては『トランスフォーマー』に代わる玩具シリーズとして、1990年2月に始まった『勇者エクスカイザー』でスタートを切った。最低10年間は続けるという意気込みでシリーズは始まり、3歳から5歳の幼児をターゲットとしていた〔『電撃B-Magazine 1998年10月号』43頁。〕。 シリーズ開始時はアニメ雑誌に載らないようなアニメというのがスローガンだった〔『アニメージュ』2005年7月号〕が、1993年の『勇者特急マイトガイン』から徐々にアニメファンの注目を浴びるようになり、最終作となった『勇者王ガオガイガー』ではそれまでのファン以外からも支持を受けた〔『勇者シリーズ コンプリートマニュアル』41頁。〕。この人気を受け、『ダグオン』・『ガオガイガー』の2作ではOVAが制作されている。 しかし『ダグオン』『ガオガイガー』は決して人気とはいえない視聴率だった。そのため1998年1月に『ガオガイガー』が終了したことで、テレビシリーズとしての勇者シリーズは8年で途中終了(シリーズ打ち切り)した。 勇者シリーズ終了はすなわち、日本のロボットアニメの歴史の一遍とも呼べる名古屋テレビ発ロボットアニメの歴史が途絶えることになり、新聞発表まで行われた。まず1997年12月22日に朝日新聞名古屋版の夕刊のトップ記事となって報じられ、その後翌年1月5日に全国版にも掲載された。そこでは少子化とゲームの人気によりロボット路線をやめると解説がなされていた〔氷川竜介『世紀末アニメ熱論』キネマ旬報社、2000年、p70〕。東京新聞1998年2月4日朝刊13面では「消えた巨大ロボット」という、あたかも巨大ロボットというジャンル自体が無くなるかのような見出しで報道された。同記事によると視聴率・玩具売り上げ双方の低迷によりシリーズ終了に至ったとされている。また少子化等の原因が重なった結果としている。なお大人向けの限定されたメディアと断ったうえではあるが1998年4月の『ブレンパワード』で巨大ロボットアニメが復活することにも触れられており、そちらは3月13日朝刊15面で詳しく報じられている。その中で富野由悠季は「ロボットアニメの終焉がはっきりしたから、ガンダム以外のロボットアニメを作ることにした」という旨を述べている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「勇者シリーズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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