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動物寓意譚 : ミニ英和和英辞書
動物寓意譚[どうぶつぐういたん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 
動物 : [どうぶつ]
 【名詞】 1. animal 
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 
寓意 : [ぐうい]
 【名詞】 1. hidden meaning 2. symbolism 3. moral
: [たん]
  1. (suf) tale 2. story

動物寓意譚 : ウィキペディア日本語版
動物寓意譚[どうぶつぐういたん]

動物寓意譚(どうぶつぐういたん、英語 : ''Bestiary'', フランス語 : ''Bestiaire'', ラテン語 : ''Bestiarum vocabulum'')は、12 - 13世紀イングランドフランスを中心にヨーロッパで広く流布していた動物寓意集(ベスティアリ、''Bestiary'')の総称である。様々な動物植物鉱物の特徴や習性とキリスト教的教訓とを結びつけ、そこに寓意や諷刺を込めた内容となっている。そこに出て来るのは、実存の生き物だけではなく、ドラゴンユニコーンバシリスクマンティコラセイレンヒッポカンポスなどの怪物も含まれる。図版を豊富に含んでおり、キリスト教徒の道徳的教化、布教に大きな役割を果たした。内容の原典は、2世紀頃アレクサンドリアギリシア語で出版された『フィシオロゴス』、プリニウス22 / 23 - 79)の『博物誌』(77年頃)、アリストテレス前384 - 322)の『動物誌』(前343年頃)にまで遡るとされている。
== 動物寓意譚に引用されている著書 ==

* ルカーヌスパルサリア 』(''De bello civili sive pharsalia'', 1世紀頃) 全10巻。
* プリニウス博物誌』(''Naturalis historia'', 77年) 全37巻。
 * 第8巻 「陸棲動物の性質 」。
 * 第9巻 「水棲動物の性質 」。
 * 第10巻 「鳥の性質 」。
 * 第11巻 「昆虫の性質 」。
* 『フィシオロゴス』(''Φυσιολόγος'', 2世紀頃)。
* ソリヌス 『奇異なる事物の集成 』(''Collectanea rerum memorabilium'', 250年頃)。
* 聖アンブロシウスヘクサエメロン 』(''Hexaemeron'', 387年) 全6巻。
* 聖ヨハネス・クリュソストモス 『クリュソストモスの口述』(''Dicta Chrysostomi'')
* 聖アウグスティヌス神の国 』(''De civitate Dei'', 412 - 427年) 全22巻。
* 聖イシドールス 『語源集』(''Etymologiae'', 622 - 623年) 全20巻。
 * 第11巻 「人間と怪物について 」(''De homine et portentis'')。
 * 第12巻 「動物について 」(''De animalibus'')。
* ラバヌス・マウルス万有誌 』(''De rerum naturis'', 842847年) 全22巻。
 * 第8巻第1章 「動物について 」(''De bestiis'')。
 * 第8巻第2章 「小動物について 」(''De minutis animantibus'')。
 * 第8巻第3章 「ヘビについて 」(''De serpentibus'')。
 * 第8巻第4章 「虫について 」(''De uermibus'')。
 * 第8巻第5章 「魚について 」(''De piscibus'')。
 * 第8巻第6章 「鳥について 」(''De auibus'')。
 * 第8巻第7章 「小鳥について 」(''De minutis auibus'')。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「動物寓意譚」の詳細全文を読む




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