翻訳と辞書
Words near each other
・ 動的型
・ 動的型付け
・ 動的委任発見システム
・ 動的姿勢
・ 動的定常
・ 動的定常状態
・ 動的平衡
・ 動的平衡状態
・ 動的幾何
・ 動的幾何学ソフトウエア
動的弾性率
・ 動的束縛
・ 動的構造因子
・ 動的特性
・ 動的粘弾性
・ 動的紡錘運動線維
・ 動的言語
・ 動的言語ランタイム
・ 動的計画法
・ 動的論理パーティショニング


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

動的弾性率 : ミニ英和和英辞書
動的弾性率[どうてきだんせいりつ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 
: [まと, てき]
 【名詞】 1. mark 2. target 
: [たま]
 【名詞】 1. bullet 2. shot 3. shell 

動的弾性率 : ウィキペディア日本語版
動的弾性率[どうてきだんせいりつ]
動的弾性率 (Dynamic modulus, Dynamic Elastic Modulus ) は〔Meyers and Chawla (1999): "Mechanical Behavior of Materials," 98-103.〕は、粘弾性を表現する物理量の一つで、弾性率(ヤング率)を拡張した概念である。
"振動する応力"と、それによって生じた歪の"比"として定義される。動的弾性率は、動的な粘弾性特性を、粘弾性物質の応力-ひずみ特性の位相遅れに着目して表現したものであり、「貯蔵弾性率」、「損失弾性率」の2つの項を持つ。同様に、剛性率についても同様に動的剛性率が定義されるので、併せて説明する。
数式的な取扱いにおいて、電気工学で用いられるインピーダンスや、制御工学の周波数伝達関数に良く似ており、一種のアナロジーが成立する。
==定義==

===動的弾性率===
以下の式1-1のような応力が物体に印加されたとき、以下の式1-2のような変形が生じた、即ち、応力に対し、その応答たる歪に位相遅れδが生じたとした場合を考える。
* 応力: \sigma = \sigma_0 \cos(t\omega) \, 〔  (式1-1)
* 歪 : \varepsilon = \varepsilon_0 \cos(t\omega + \delta)  (式1-2)
貯蔵弾性率E' (storage modulus)と損失弾性率 E'' (loss modulus)を以下のように導入する、
*貯蔵弾性率: E' = \frac \cos \delta  (式1-3)
*損失弾性率: E'' = \frac \sin \delta  (式1-4) 〔
但し、 \omega =2 \pi f fは、振動数(Strain oscillation)、tは時刻、δは応力(stress)とひずみ(strain)の間の位相遅れを意味する。
さらに、複素弾性率(complex module)を、以下のように定義する。
:^ = E' + i E''  (式1-5)
但し、iは、虚数単位を表す。動的弾性率とは、この複素弾性率を表す場合が多いが、複素弾性率、貯蔵弾性率、損失弾性率の少なくともいずれかを指すこともある。
応力、歪の両方に、虚数のタームを付け加え、
*複素化応力: ^ = \sigma_0 \exp(it\omega) \, 〔  (式1-6)
*複素化歪 : ^ = \varepsilon_0 \exp(i(t\omega + \delta))  (式1-7)
とすると、
: ^=^ ^  (式1-8)
が成り立つ。この意味で、E
*
は、応力と歪の比となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「動的弾性率」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.