|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 動 : [どう] 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion ・ 的 : [まと, てき] 【名詞】 1. mark 2. target ・ 弾 : [たま] 【名詞】 1. bullet 2. shot 3. shell
動的弾性率 (Dynamic modulus, Dynamic Elastic Modulus ) は〔Meyers and Chawla (1999): "Mechanical Behavior of Materials," 98-103.〕は、粘弾性を表現する物理量の一つで、弾性率(ヤング率)を拡張した概念である。 "振動する応力"と、それによって生じた歪の"比"として定義される。動的弾性率は、動的な粘弾性特性を、粘弾性物質の応力-ひずみ特性の位相遅れに着目して表現したものであり、「貯蔵弾性率」、「損失弾性率」の2つの項を持つ。同様に、剛性率についても同様に動的剛性率が定義されるので、併せて説明する。 数式的な取扱いにおいて、電気工学で用いられるインピーダンスや、制御工学の周波数伝達関数に良く似ており、一種のアナロジーが成立する。 ==定義== ===動的弾性率=== 以下の式1-1のような応力が物体に印加されたとき、以下の式1-2のような変形が生じた、即ち、応力に対し、その応答たる歪に位相遅れδが生じたとした場合を考える。 * 応力: 〔 (式1-1) * 歪 : (式1-2) 貯蔵弾性率E' (storage modulus)と損失弾性率(loss modulus)を以下のように導入する、 *貯蔵弾性率: (式1-3) *損失弾性率: (式1-4) 〔 但し、、は、振動数(Strain oscillation)、tは時刻、δは応力(stress)とひずみ(strain)の間の位相遅れを意味する。 さらに、複素弾性率(complex module)を、以下のように定義する。 : (式1-5) 但し、は、虚数単位を表す。動的弾性率とは、この複素弾性率を表す場合が多いが、複素弾性率、貯蔵弾性率、損失弾性率の少なくともいずれかを指すこともある。 応力、歪の両方に、虚数のタームを付け加え、 *複素化応力: 〔 (式1-6) *複素化歪 : (式1-7) とすると、 : (式1-8) が成り立つ。この意味で、E *は、応力と歪の比となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「動的弾性率」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|