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勝福[しょうふく]
勝福(しょうふく、)は、清・モンゴルの政治家。ダウール族(達呼爾族)莫爾丁氏。甥は貴福。清末民初におけるフルンボイル独立運動の指導者である。 == 事績 == 清末にフルンボイル特旗総管を務めていた。清朝滅亡前後に勝福はロシアの支援を受け、フルンボイル独立運動を起こしている。1912年、勝福はハイラルと満州里を占拠し、清朝の官僚を駆逐して独立を宣言(ただし同時にモンゴルの朝貢国という扱い)、フルンボイル副都統を自称している。1915年(民国4年)10月、中露両国の間で結ばれたフルンボイルに関する協定に従い、フルンボイルは「特別区域」と位置づけられ、「高度な自治」を行うことになった。同年12月、北京政府から正式に副都統に任命、貝子に封じられた〔王(2004)。〕〔内蒙古区情網。〕。 しかし1917年の十月革命が勃発して以降、ロシアのフルンボイルへの支援が滞り始める。1919年(民国8年)12月14日には勝福が死去、甥の貴福が後継としてフルンボイル副都統代理に就任した。この機会に北京政府は貴福にフルンボイルの「高度な自治」を取り消すよう要求、翌1920年(民国9年)1月28日にロシアとの協定を破棄する形で特別区域を廃止した。ただし、それと引換えに貴福を正式に副都統に任命、貝子にも封じている〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「勝福」の詳細全文を読む
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