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勿来発電所(なこそはつでんしょ)は福島県いわき市佐糠町大島20にある常磐共同火力の石炭・石油火力発電所。 == 概要 == 常磐炭田の低品位炭の活用を目的に東北電力と東京電力および炭鉱会社の出資により常磐共同火力株式会社が設立され、1957年に1、2号機が運転を開始、7号機まで順次建設された。1983年には8、9号機を増設し、老朽化した1~5号機は1987年までに順次廃止した。 燃料は石炭(現在は海外炭)と重油のほか、7~9号機では下水汚泥を原料とした炭化燃料の試用を2007年から開始、1%程度混焼している。2011年3月からは木材を原料とした木質バイオマス燃料(木質ペレット)の使用も開始した〔再生可能エネルギーの利用拡大に向けた取り組み 〕。 1~5号機の跡地に株式会社クリーンコールパワー研究所により石炭ガス化複合発電(IGCC)の実証機が建設され、2007年9月から2013年3月まで運転試験が行われて〔石炭ガス化複合発電(IGCC)実証機による長時間連続運転の成功について 2008年9月18日 クリーンコールパワー研究所〕、2013年4月から10号機として商用運転が開始された。商用運転開始と同時に、株式会社クリーンコールパワー研究所は常磐共同火力株式会社に吸収合併された。 2014年5月15日、東京電力と常磐共同火力は、福島復興大型石炭ガス化複合発電設備実証計画として、当発電所構内及び隣接地に世界最新鋭の大型石炭ガス化複合発電(IGCC)設備を共同で建設する計画を発表した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「勿来発電所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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