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化け草履(ばけぞうり)は、日本の妖怪の一種で、草履の妖怪。 == 概要 == 草履の妖怪の歴史は古く、室町時代の妖怪絵巻『百鬼夜行絵巻』にはすでに、藁の手足を持つ草履の妖怪が、藁の甲冑を身にまとい、トカゲ状の馬にまたがった姿で描かれている。 江戸時代に入ると、草履などの履物が擬人化された姿で黄表紙に登場している。寛政12年(1800年)の十返舎一九による黄表紙『運次第出雲縁組』では、雪駄の夜鷹が草鞋と下駄の妖怪に声をかける場面が描かれている〔。 昭和・平成以降は、妖怪漫画家・水木しげるにより、大きな草履に手足が生え、鼻緒の付近に目玉が一つと、その下に口がある付喪神として描かれている。九十九年使われた草履に魂が宿り、百年目に妖怪と化したとされる。仕事は主に捨てられた履き物に宿った霊の整理だが、履き物を粗末にする人間の家に懲らしめにくることもあるという。 また水木の著書では、履き物を粗末にする者の家で、夜間に履き物が化け草履となって「カラリン、コロリン、カンコロリン、まなぐ三つに歯二ん枚」と歌い出したという怪異が述べられている〔。この原典は民話研究家・佐々木喜善の著書『聴耳草紙』にはある「履物の化物」だが、原典では草履ではなく単に「履物」とのみ述べられており、草履かどうかは定かではなく、草履ではなく下駄の話だとする指摘もある。妖怪研究家・村上健司はこれを民間の伝承ではなく、教訓のために作られた昔話とみている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「化け草履」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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