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(n) chemical potential =========================== ・ 化 : [か] (suf) action of making something ・ 化学ポテンシャル : [かがくぽてんしゃる] (n) chemical potential ・ 学 : [がく] 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge ・ テン : [てん] 【名詞】 1. 10 2. ten 3. (P), (n) 10/ten
化学ポテンシャル(かがくポテンシャル、)は熱力学で用いられる示強性状態量の一つである。 推奨される量記号は、''μ''(ミュー)である。 化学ポテンシャルは、アメリカの化学者ウィラード・ギブズにより導入された概念である。 化学ポテンシャルは、物質の多寡により系が潜在的に持つエネルギーの大きさの尺度となる量である。 例えば、半透膜で隔てられた二つの系の間に濃度差が有った場合、浸透圧が生じ仕事を為す事が出来る。 また、物質が増減する化学反応では熱の出入り(発熱反応、吸熱反応)を伴う。 このように、物質が存在することにより系は潜在的にエネルギーを持つ。 その系に含まれるある成分の単位物質量あたりのギブスエネルギーがその成分の化学ポテンシャルに相当する。 示強性状態量である化学ポテンシャルと示量性状態量である物質量は互いに共役な関係であり、掛け合わせるとエネルギーの次元となる。 ==定義== 一様な系の成分 i の化学ポテンシャル μi は、 で定義される。ここで、G はギブズエネルギー、T は温度、p は圧力、Ni は成分 i の物質量、N は物質量の全成分の組である。 また括弧に付く添え字はその変数を一定として偏微分することを意味する。j は成分 i と異なる残りの成分を表している。 この定義は温度と圧力が指定される状況での定義であるが、他の状況では と表される。これらの定義はいずれも同一の値を表す。U は内部エネルギー、H はエンタルピー、F はヘルムホルツエネルギー、S はエントロピー、V は体積である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「化学ポテンシャル」の詳細全文を読む
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