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北上尾駅(きたあげおえき)は、埼玉県上尾市原新町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎線の駅である。 == 歴史 == 以前は、西口駅前に「これでいいのか北上尾」といった大きく書かれたメッセージを確認する事ができた(イチコー興産が設置、現在は西口広場の再整備の際に撤去)〔『ドキュメントJR第1号駅「北上尾」 開発・利権との闘い -北上尾駅建設と埼玉県立上尾高校存続の歴史-』74頁。〕。当駅は旧国鉄民営化後きわめて早い時期に開業した駅の一つであり、その誘致にあたっては、地域住民はもちろん地元各界に様々な議論を呼んだ経緯がある。 当駅に隣接する埼玉県立上尾高等学校は、駅開業に合わせた開発の際に、はじめは駅に隣接したテニスコート2面を移転する案が出されたが、やがて全校を移転する計画が持ち上がった。高校側は強硬な反対運動を行い、テニスコートのみの移転案も拒絶し、移転を前提とした西口開発は頓挫した。市は止む無く駅を桶川側に20メートル移転した〔昭和62年3月14日『埼玉新聞』13頁。〕。 埼玉県立上尾高等学校教諭、埼玉高等学校教職員組合委員長の田島俊夫(1945 - )らは、反対運動の先鋒に立ち、開業式典では黒い風船に「疑」という文字を書き込んで、空に向けて放なった〔昭和63年12月18日、『埼玉新聞』。『ドキュメントJR第1号駅「北上尾」 開発・利権との闘い北上尾駅建設と埼玉県立上尾高校存続の歴史』 田島俊雄著、時潮社〕。 また、駅新設に当たっては、地元企業と市役所の間で収賄事件が発生し、市から大量の懲戒処分及び懲戒免職者を出していた〔掲載記事・報道 - 埼玉県議会議員 浅野目義英ホームページ〕。このため、西口は暫定ロータリーのまま20年間放置されていたが、東口の区画整理の進展により合わせて西口も再整備され、2008年に完成した(完成と共に先のメッセージは撤去された)。 橋上駅舎には、開業時にキヨスク(旧・鉄道弘済会北上尾店)とそば屋(旧・高鉄開発北上尾そば店)があったが、現在はNEWDAYS mini北上尾1号店になっている。開業時からエスカレーターやエレベーターは長らく設置されていなかったが、2006年(平成18年)度より上尾市のバリアフリー化事業の一環として南側階段をエスカレーターに転換する工事を行い、2007年(平成19年)2月3日に使用が開始された。なお当駅はホームが狭いため、工事期間中は工事帯となる階段周辺を外側に仮拡幅し、工事を行った。 2000年11月に駅東口の上尾公園(今上天皇の婚礼を祝し開園した公園で、「プリンス公園」の通称で親しまれた。現在も記念碑が残る。)跡地に大型ショッピングモール「PAPA 上尾ショッピングアヴェニュー」が開業した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北上尾駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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