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北九州スタジアム(きたきゅうしゅうスタジアム)〔 は、福岡県北九州市小倉北区浅野三丁目に建設中の球技場。 == 建設の経緯 == 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)ギラヴァンツ北九州のホームスタジアムである北九州市立本城陸上競技場(八幡西区御開四丁目)は、北九州市で最も大きな陸上競技場兼球技場であるものの、芝生席を除いた収容人員は10,202人にとどまり、J1がメインスタジアムに求めている15,000人の収容人員に満たない(2016年のJ2所属クラブでホームスタジアムの収容人員がJ1基準を満たしていないのは、他にケーズデンキスタジアム水戸、町田市立陸上競技場、維新百年記念公園陸上競技場がある)。また、アクセス面の問題など「見るスポーツ」の施設としての不備が多く指摘されていた。 こういった状況を受けて、北九州市は「市民に夢と感動を与え、豊かで活力ある北九州市の創出につながる『見るスポーツ』の機会を提供するため、プロアマ問わずサッカーやラグビーなどのレベルの高い試合や大会を中心に開催できる施設」として、新たに収容人員2万人規模の球技専用スタジアムを建設することを計画している〔新球技場整備の基本方針について - 北九州市市民文化スポーツ局文化スポーツ部スポーツ振興課〕。市の公式資料ではギラヴァンツの新しい本拠地とすることについては直接触れられていないものの、2010年11月17日に行われた、スタジアムの基本方針を発表する北橋健治北九州市長による記者会見での質疑応答では、同スタジアムをギラヴァンツのホームスタジアムとして活用することを念頭に置いたやりとりも行われた〔平成22年11月17日(水曜日)市長記者会見 - 北九州市秘書室〕。 2012年8月18日、北九州市は新球技場について具体的な整備方針を明らかにした。2010年に発表された施設の概要を具体化したものであるが、観客席(スタンド)が傾斜角40度以上の全面2層式となること、整備手法にPFI方式(具体的にはPFI事業者が資金調達を行い、施設を建設し、その所有権を市に移転した上でPFI事業者が維持管理・運営を行うBTO方式)が採用されること、建設候補地の基礎調査(測量、地質調査、既存岸壁調査等)並びにPFI事業者の選定が行われた後、2014年から具体的な設計・建設工事に着手することなどが明らかとなった〔 - 北九州市市民文化スポーツ局文化スポーツ部スポーツ振興課 2013年8月9日策定〕。 2013年2月28日に行われた北九州市公共事業評価に関する検討会議において、建設コスト縮減の観点から、隣接する都市計画道路浅野町愛宕線(タコマ通り)を西に移設して、スタジアムの敷地をすべて陸上に置く修正案が北九州市から提示された。これにより、建設費用が約89億円(本体建設費76億円、設計費3億円、道路移設費10億円)に縮減でき、建設に支障となっていた国土交通省九州地方整備局関門航路事務所のポンツーンの移設も当面不要となるが、バックスタンドの規模が大幅に縮小され収容人員は15,000人規模となる計画である。なお、バックスタンドについては海上部に拡張できる構造とすることで、将来的に20,000人規模のスタジアムとすることを想定しているという。この修正案について、北九州市公共事業評価委員会が「異論なし」との方針を示し、2013年6月25日には北九州市の北橋健治市長がこの修正案に基づいて2016年度(2017年春)の開場に向けて建設事業に着手することを正式表明した。建設費89億円のうち30億円程度をスポーツ振興くじ (toto) の助成金でまかない、残りは市債を充当する予定であるという〔。 2014年7月15日、北九州市は「北九州市スタジアム整備等PFI事業」に唯一応札のあった九電工グループを、同事業の落札者に決定したと発表した〔 - 北九州市建築都市局都心・副都心開発室、2014年7月15日閲覧〕。契約額は、設計・建設、及び施設完成後15年間の維持管理・運営費を含む費用として10,727,629,704円(消費税込み)。梓設計が詳細設計と工事監理を担当し、奥村組・若築建設・九電工のJVが建設を担当、美津濃と日本施設協会が維持管理と運営を担当する予定となっている。6社は事業主体となる「株式会社ウインドシップ北九州」を設立し、北九州市と契約を交わしている。 2015年4月16日に着工式が行われた〔。2017年3月の供用開始を目指す。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北九州スタジアム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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