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北小路健 : ミニ英和和英辞書
北小路健[きたこうじ けん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きた, ほく]
 (n) north
小路 : [しょうじ]
 【名詞】 1. lane 2. alley
: [ろ]
 【名詞】 1. road 2. street 3. path
: [けん]
 【名詞】 1. health 2. strength 3. stick-to-itiveness 

北小路健 : ウィキペディア日本語版
北小路健[きたこうじ けん]

北小路 健(きたこうじ けん、1913年1月25日 - 1991年10月22日)は、国文学者、古文書学者。本名は渡部 栄(わたなべ さかえ)。
福島県会津若松市生まれ。1937年、東京文理科大学国文科卒、能勢朝次に師事し、「源氏物語」研究を志す。父の遺品の中から、従一位麗子本源氏物語を発見し、これを論文にする。しかし召集され、病のため除隊となるが、満州で中学教師の傍ら研究を続けた。学界でも注目されるようになり、蔵書は和本7000冊を含む13000冊を超えたが、敗戦時、ソ連兵によってすべて焼かれた。その後、長春の露天市で島崎藤村の「夜明け前」を見つけ、これを研究課題のひとつとする。
引き揚げの後も、なぜか大学教師の職には就かず、在野で研究を続ける。『夜明け前』研究の成果は『木曽路 文献の旅』として結実し、「木曽路はすべて山の中である」に始まる冒頭部分が、『木曽街道図会』から借用したものであることを発見した。同書で1984年、毎日出版文化賞を受賞。また安岡章太郎が『流離譚』を書くにあたり文献の解読を頼んできたが、北小路は安岡を説いて、現地をともに踏査した。1984年、その数奇な半生記『古文書の面白さ』を刊行し、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。蔵書を焼いたロシヤ人らを「露助」と何度も書いているためか再刊されないが、これは名著である。
写真家渡部まなぶの写真に文章をつけた書を多数刊行している。
==著書==

*(渡部栄名義)
*源氏物語従一位麗子本之研究 大道社, 1936
*源氏物語律調論 上巻 文学社, 1940
*(北小路健名義)
*自由をもとめて 福島事件の話-歴史物語 日本児童文庫刊行会, 1958
*遊女 その歴史と哀歓 人物往来社, 1964
*木曽路 文献の旅 芸艸堂, 1970
*木曽路 文献の旅 続 芸艸堂, 1971
*資料写真による『夜明け前』への招待 槌馬屋文書館, 1972
*図説『夜明け前』の栞 虚像と実像を探る 国書刊行会, 1973
*藤村における旅 伊東一夫,早坂礼吾共著 木耳社, 1973
*福島事件物語 自由への叫び 国書刊行会, 1974
*『夜明け前』探究 伊那路の文献 明治書院, 1974
*望郷満洲 写真集 国書刊行会, 1978
*さらば大連・旅順 写真集 国書刊行会, 1979
*ああ北満 写真集 編著 国書刊行会, 1980
*1981撫順・本渓・丹東・遼陽・鞍山 国書刊行会, 1981(満洲の旅)
*1981大連 国書刊行会, 1981 (満洲の旅)
*1981瀋陽 国書刊行会, 1981 (満洲の旅)
*1982チチハル・チャムス・牡丹江 国書刊行会, 1982(満洲の旅)
*1982ハルピン 国書刊行会, 1982 (満洲の旅)
*1982長春・吉林 国書刊行会, 1982 (満洲の旅)
*古文書の面白さ 新潮選書, 1984
*一茶の日記 立風書房, 1988

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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