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北村四郎 : ミニ英和和英辞書
北村四郎[きたむら しろう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きた, ほく]
 (n) north
: [むら]
 【名詞】 1. village 
: [よん]
  1. (num) four 

北村四郎 : ウィキペディア日本語版
北村四郎[きたむら しろう]

北村 四郎(きたむら しろう、1906年9月22日 - 2002年3月21日)は、日本植物学者キク科植物研究の第一人者とされる〔田村道夫(1993)「北村四郎先生の米寿に寄せて」植物分類・地理 44(1) pp.1-2〕。昭和天皇の植物学研究の相談役としても活躍し〔生物学御研究所編「那須の植物誌」1972、「伊豆須崎の植物」1980、「那須の植物誌 続編」1985、「皇居の植物」1989〕、北村の葬儀の際には、今上天皇皇后から白いキクの花が下賜された〔村田源(2002)「北村四郎先生を偲ぶ」分類 2(2) pp.52-54〕。
== 概要 ==
1906年に生まれる。高等学校時代にはフランス文化に関心を深めた〔正宗巌敬(1987)「北村四郎さんに呈す」植物分類・地理 38 pp.ii〕。京都帝国大学(現:京都大学)の植物学教室に進学し、小泉源一助教授に師事した。卒業論文の題目は「アザミ属の研究」であった。次いでキク科植物の分類について研究した〔劉棠瑞(1987)「北村四郎博士八十高寿祝文」植物分類・地理 38 pp.iii-iv〕。1945年に京都大学教授に就任してからも、キク科植物分類の整理を続け、第二次世界大戦による中断を挟みながらも20年がかりでまとめた。その業績は京都大学紀要に掲載された〔。戦時中には、有用植物の研究も行っていた〔。
また河口慧海らによるヒマラヤでの植物標本をもとに、日本人で初めてヒマラヤの植物の研究に着手した〔。そのほかに、自らアフガニスタンパキスタンに赴き、現地の植物についての研究を進めた〔。
1950年ごろから20年以上かけて、京都大学所蔵の標本などをもとに植物図鑑の編集を始め、村田源ほかと共に『原色日本植物図鑑』全5巻を刊行した。また地域環境保全に関する調査研究にも指導的役割を果たした。
教授職を定年退職してからも大学に顔を出し、80歳近くまで研究を続けていた〔「北村四郎博士 主要業績」分類 2(2), 2002, pp.55-60〕。その蔵書と植物標本は京都大学総合博物館に収蔵されている〔京都大学総合博物館 〕。
2002年3月21日に95歳で死去〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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