翻訳と辞書
Words near each other
・ 北極海
・ 北極海の戦い
・ 北極海会議
・ 北極海盆
・ 北極海航路
・ 北極点
・ 北極熊
・ 北極狐
・ 北極紫微大帝
・ 北極線
北極航路
・ 北極評議会
・ 北極諸島
・ 北極野生生物国家保護区
・ 北極関係記事の一覧
・ 北槎聞略
・ 北横公路
・ 北横岳
・ 北横町 (弘前市)
・ 北樹出版


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

北極航路 : ミニ英和和英辞書
北極航路[ほっきょく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きた, ほく]
 (n) north
北極 : [ほっきょく]
 【名詞】 1. North Pole 
: [きょく, ごく]
  1. (adv,n) quite 2. very 
: [ろ]
 【名詞】 1. road 2. street 3. path

北極航路 ( リダイレクト:極圏航路 ) : ウィキペディア日本語版
極圏航路[きょくけんこうろ]

極圏航路は航空路のうち、北極圏南極圏を通過するものを指す。
==北極圏==
連邦航空局では北緯78度以北を北極圏と定めている。〔''Polar Route Operations'', Aero, 16, Boeing 〕 これはアラスカよりも更に北の地域に相当し、シベリアも大部分は北極圏外となる。以前は連邦航空局の定義よりも広い意味で使われていて、1950年代にはヨーロッパ北米西海岸を結ぶ大圏航路一般を指した。〔For instance, Aviation Week 22 July 1957 p47 reports on "polar routes" from California to Europe granted to Pan Am and TWA.〕冷戦期に入ると、北極圏は米ソ間の緩衝地帯となった。当時、西側諸国の民間機がヨーロッパから極東地域へ向かう場合、ソビエト連邦中華人民共和国上空は避けて飛行しなければならなかった。中東へ迂回するか、一度アラスカへ向かってから北極圏を飛び越す他なく、アラスカ北海岸からグリーンランド上空を経てヨーロッパへと至る航路をとった。大韓航空902便銃撃事件1978年に所定の極圏航路を大幅に逸れ、ソ連上空を侵犯してしまったために起きた。
冷戦の終結と共に、北極圏を突っ切る定期航路を設定できるようになった。これは米ソ両国とも北極圏を跨いだ攻撃に備える必要がなくなったためである。また、ボーイング747-400エアバスA340のような航続距離の長い機種(程度)の導入も航路開拓の一助となった。〔''Study Finds Air Route Over North Pole Feasible for Flights to Asia'', Matthew L. Wald, New York Times, 10-22-2000. Article retrieved 03-12-09. 〕これ以前の冷戦中には北米からアジアへと向かう場合、共産圏を避け、アラスカ-日本間の所定の航路を飛行していた。
ロシア国内の航空管制が不十分であったことに加え、当時ロシア国内の管制業務が英語ではなくロシア語であったために、冷戦終結後も北極航路開拓には時間がかかった。1993年に米ロ航空管制協議会 (RACGAT)を設置しロシア国内での航空管制の改善が図られた。1998年夏にはロシア政府が北極航路4航路を承認し、それぞれ「Polar1, 2, 3, 4」と命名された。〔''Over the Top: Flying the Polar Routes''. Avionics Magazine, April 1, 2002. Retrieved 3-07-12. 〕シベリア上空を初めて飛んだのはキャセイパシフィック航空のCX889便で、1998年7月のことだった。そして、CX889便は新香港国際空港の開業で最も早く着陸した航空便であった。
今日では、バンコク、北京、デュバイ、香港、ニューデリー、ソウル、シンガポール、東京等アジア各地から、北米のニューヨーク、シカゴ、デトロイト、ヒューストン、ロサンゼルス、サンフランシスコ、トロント、バンクーバー、ワシントンへ向かう際には一般に北極航路を利用する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「極圏航路」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Polar route 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.