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北総鉄道7000形電車 : ミニ英和和英辞書
北総鉄道7000形電車[ほくそうてつどう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きた, ほく]
 (n) north
: [そう]
  1. (n,pref) whole 2. all 3. general 4. gross 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
鉄道 : [てつどう]
 【名詞】 1. railroad 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
電車 : [でんしゃ]
 【名詞】 1. electric train 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

北総鉄道7000形電車 ( リダイレクト:北総開発鉄道7000形電車 ) : ウィキペディア日本語版
北総開発鉄道7000形電車[ほくそうかいはつてつどう7000がたでんしゃ]



北総開発鉄道7000形電車(ほくそうかいはつてつどう7000がたでんしゃ)は、北総鉄道が北総開発鉄道として開業した1979年昭和54年)に登場した通勤形電車である。
8両編成3本(24両)が在籍していたが、7500形に代替されて2007年平成19年)3月で営業運転を終了した。
下回りなどが共通設計である車両として、住宅・都市整備公団2000形電車(現・千葉ニュータウン鉄道9000形電車)がある。
1980年(昭和55年)第20回鉄道友の会ローレル賞受賞車両。
== 概要 ==
1979年3月9日の第I期線(北初富駅 - ‎小室駅間)開業前の同年1月に、6両編成3本(18両)が新製された。ほぼ同時期に量産車の製造が開始された東京都交通局都営地下鉄新宿線用の10-000形量産車と同様に、骨組が普通鋼で車体外板にステンレス鋼を採用したスキンステンレス構造(ごく一部はオールステンレス構造)を採用した。
編成は先頭車がTc(制御車)、中間車がM(電動車)で、車両番号は中間車に7100番台、制御車に7000番台が与えられた。構成は以下のとおりである。
松戸北初富
: 7002-7104-7103-7102-7101-7001
: 7004-7114-7113-7112-7111-7003
: 7006-7124-7123-7122-7121-7005
編成名は松戸・北初富寄りの車両番号から「7002編成」「7004編成」「7006編成」と呼ぶ。
7100番台は奇数号車に下枠交差式パンタグラフを、偶数号車にCLG-350Sの電動発電機 (MG) を、制御車にC-2000M空気圧縮機 (CP) をそれぞれ設置した。
外観スタイルは、運転席部分がフランス国鉄 (SNCF) で1960年代中盤以降製作されていた電気機関車CC6500形BB7200形など)に類似したΣ形の独特な前頭部形状を採用したことから「ゲンコツ電車」「Σカット」などとも呼ばれる。このスタイルは、本家のフランスでは運転席からの下方視界確保よりも運転台計器類などの映り込みを少なくする手法として採用されており、また、空港管制塔の窓でも採用されている〔計器のレイアウトからこの効果は少ないが、運転台後方客室仕切窓や運転士自身の顔の映り込みの少なさが確認されている。〕。本形式では本家とは異なり、踏切事故対策として下方視界の確保に重点を置いてこの設計が採用され、特に乗り入れ先である新京成線で踏切事故予防に絶大な威力を発揮した。
もっともこの構造は多面体の高精度な折り曲げ・溶接加工が要求されるため、メーカー泣かせであったと伝えられており、増備車となる7300形ではこの方式の踏襲は断念されている。
日本鉄道車両としては初めて側面と前面に、ブルーのカラーフィルムが貼付された。このカラーフィルムは住友スリーエム製で、製作前に難燃性であることを確認し、都営地下鉄浅草線に乗り入れるためのA-A基準をクリアした。冷房装置集約分散式のCU-151。ニュータウン内では切り通しを走行するため見下ろす機会が多いことから、美観を兼ねて連続の一体覆いでカバーしている〔「鉄道ジャーナル」No.147(1979年5月号)「新車登場」〕。
室内は、模様入りベージュ系のデコラ化粧板に、座席は定員を明確化することを狙ったオレンジ系表地の二人掛け分割ロングシートで、レンガ色の床敷物を使用している。天井は冷房吹き出し口のみで、補助送風機は設置していない。メンテナンスフリーを徹底させる観点から同時期に登場した京急800形と同様に完全空調により側窓の大部分を固定化し、各車4ヶ所に排気扇を設置した。側窓への熱線吸収ガラスの採用でカーテンを省略し、その他つり革も省略し、握り棒を設置した〔東日本旅客鉄道(JR東日本)209系の試作車である901系にもつり革を省略した車両が存在したが、量産化改造(209系に編入)時に追設されている。〕。
走行機器類では、制御装置に東洋電機製造製の界磁チョッパ制御装置を採用している。駆動装置はTDカルダンで、直流複巻モーター(補極補償巻線付き)は7101 - ‎7104, 7111, ‎7112が東洋電機製造製TDK-8640-A, 7113, ‎7114, 7121 - ‎7124が三菱電機製MB-3231-AC、台車は電動車がHS-101、制御車はHS-001である。主電動機の基本性能は端子電圧375V、電流385A、分巻界磁電流24A時出力130kW、定格回転数1,500rpm、最弱め界磁率10%で統一されていた。主制御器は東洋電機製造製のACRF-H8130-771A(直列15段、並列8段、弱め界磁無段階)を採用した。歯車比は85:16 (5.31) とした。
列車無線は1号線共通規格である誘導無線式を搭載。後に乗り入れ先の新京成電鉄空間波式(SR)列車無線を使用開始した際には追加で搭載した。
2004年7月の社名変更時に、車体側面の社名表記プレートについても「北総鉄道」への変更が上貼り式で行われた。このため、それまでの「北総開発鉄道」の表記が透けて見えるようになった(7300形はプレート自体を取り替えた)。
走行性能は起動加速度が2.8km/h/s(新京成松戸発着時代・4M2T)または3.3km/h/s(都営浅草線直通開始後・6M2T)、設計最高速度は120km/hだが、高速の伸びがあまり良くなく営業最高速度は105km/hであった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「北総開発鉄道7000形電車」の詳細全文を読む




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