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京急1000形電車(けいきゅう1000がたでんしゃ)は、1959年(昭和34年)12月に登場し、1960年(昭和35年)1月13日に営業運転を開始〔『京浜急行80年史』による。〕した、京浜急行電鉄の通勤形電車。新1000形の登場以降、識別のため旧1000形と呼ばれることがある〔よくあるお問い合わせ「 京急の車両は,どんな種類がありますか? 」 〕。製造期間と使用期間が長期に及んだため、数多くのバリエーションが存在した。営業運転を終了したのち、2両が救援車の牽引用として残ったが、2011年3月29日に廃車、形式消滅した。 本項では、京急車両工業(現・京急ファインテック)を通してリースされた京成電鉄1000形電車、ならびに千葉急行電鉄1000形電車、京急から譲渡された北総開発鉄道(現・北総鉄道)7150形電車についても記述する。また、特記のない限り以下の文中では各種文献に倣い、京急本線上で南側を「浦賀寄り」または「浦賀方」、北側を「品川寄り」または「品川方」、東側を「海側」、西側を「山側」と呼ぶ。編成番号は浦賀方先頭車の車両番号で代表する。「1000形」は本形式、「新1000形」は2002年(平成14年)登場の1000形(2代)、「800形」は1978年(昭和53年)登場の800形(2代)、「700形」は1967年(昭和42年)登場の700形(2代)、「600形」は1994年(平成6年)登場の600形(3代)を指すものとする。 == 概要 == 本形式は東京都交通局(都営地下鉄)1号線(現・浅草線)乗り入れ用として計画され、乗り入れ開始に先立つ1959年に製造を開始、1978年(昭和53年)までの19年間で旧デハ800形・850形からの編入車を含めて356両が製造された。 1968年(昭和43年)までの製造車では車体製造者により台車が異なり、電装品の製造者により駆動方式、歯車比、電装構成が異なっていたが、1971年(昭和46年)以降の製造車ではこれらが製造者に関わらず統一されている。 全車電動車の2両1ユニットで構成、M1系車に主制御器、M2系車に補器類を搭載する。電装品などの一定の制約のもとで比較的自由に編成替えを行うことが出来、1970年代から2000年代に至るまで頻繁な編成替えで需要の変化に対応してきた。 1968年6月21日の都営1号線相互乗り入れ開始以降直通運用に使用され、都営浅草線・京成電鉄・北総鉄道北総線の各線で運用されたが、2008年11月7日に乗り入れ運用を終えている。 運転台の有無や搭載機器に関わらず、356両すべての車両形式が「デハ1000形」であるため、単一形式としては私鉄最多製造車両である〔1系列での私鉄最多両数は東武鉄道8000系の712両である。〕。基本的には連番で車両番号が附番されたが、登場時の編成両数ごとにまとまった番号としたため欠番があり、最終期には欠番を埋めるように製造されている。 長期にわたって京急を代表する通勤車両として親しまれてきたが、新1000形などの省エネルギー車に置き換えられ、2010年6月27日に「ありがとう運転」を行ったのち翌28日に営業運転を終了した〔。営業運転終了後もデハ1351-デハ1356の2両編成がクト1形の牽引用として車籍を有していたが、2011年3月29日付で除籍され、形式消滅した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京急1000形電車 (初代)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Keikyu 1000 series 」があります。 スポンサード リンク
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