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北軍気球司令部 : ミニ英和和英辞書
北軍気球司令部[ほくぐんききゅうしれいぶ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きた, ほく]
 (n) north
: [ぐん]
  1. (n,n-suf) army 2. force 3. troops 
: [げ, き]
  1. (suf) (uk) seeming 2. giving the appearance of 3. giving one the feeling of
気球 : [ききゅう]
 【名詞】 1. balloon 
: [たま, きゅう]
 【名詞】 1. globe 2. sphere 3. ball
司令 : [しれい]
  1. (n,vs) command 2. control 3. commander 
司令部 : [しれいぶ]
 【名詞】 1. headquarters 
: [れい]
  1. (n,n-suf,vs) command 2. order 3. dictation 

北軍気球司令部 : ウィキペディア日本語版
北軍気球司令部[ほくぐんききゅうしれいぶ]

北軍気球司令部(ほくぐんききゅうしれいぶ、英:Union Army Balloon Corps)は、南北戦争中の北軍の1部隊であり、大統領に指名されたタデウス・ローによって設立された。この組織は民間で運営されるものとして組織され、1群の気球操縦士を雇い、南軍を空中偵察する目的で7基のガス充填気球を特別に作らせた。
ローはアメリカの気球操縦者の中でも経験を積んだ者であり、気球で大西洋横断飛行を試みようとしていた。その計画は、その最も重要な試験飛行の1週間前に南北戦争の開戦で妨げられた。その後ローは、気球を偵察目的に使うことで、空中兵器の開発にその飛行技術を使うことを申し出た。ローはエイブラハム・リンカーン大統領と1861年6月11日に会見し、ホワイトハウスの前面芝生で自分の気球''エンタープライズ''号でデモンストレーションを行う提案をした。高度500フィート (150 m) の上空からローはワシントンD.C.の田園地帯がどう見えるかを電報で地上に送信した。最終的にローは新しく結成された北軍気球司令部操縦士長の候補者の中からその職に選抜されることになった。
気球司令部は熟練した気球操縦士から選別されたチームを組み、ヨークタウンの包囲戦セブンパインズの戦いアンティータムの戦いフレデリックスバーグの戦いなど、ポトマック川バージニア半島での主要な戦闘で活躍した。気球司令部は1861年10月から、ローの辞任に伴って解隊される1863年夏まで北軍に貢献した。
== 気球操縦士長の選定 ==
気球を空中兵器として使う試みでは、フランス革命戦争中の1794年のフルリュスの戦い(ベルギー)でフランス気球司令部が初めて使ったという記録があった。エイブラハム・リンカーン大統領は偵察目的で空中兵器を使うことに興味を抱くようになった。このことで陸軍省財務省の注意を喚起し、ある種の気球飛行部隊を設立し「気球操縦士長」に指揮させる必要性が出てきた。その職に就くことを目指して、国中から何人か上級の気球操縦者がワシントンD.C.に移動した。しかし、そのような部隊を設立する具体的提案は無く、また軍隊が運営するか民間で運営するかすらも決まっていなかった。さらには気球操縦士長を選ぶ方法も明らかでなく、政府にしろ軍隊にしろ、役人の注意を引くようになった時は、自由競争のようになっていた。気球を使用することの大部分は試行錯誤で運営した主要軍指揮官達の意向と、気球操縦者自身の最高の自薦に任されることになった。この職を求めた者の中で、わずか2人、すなわちタデウス・ロー教授とジョン・ラマウンテンが空中戦闘偵察を行う実際の機会を与えられた〔ローは大統領の出席を待ってワシントンで1週間を過ごし、その間聴いてみたいという者には誰でもその気球の使い方を説明していた。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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