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北陸鉄道8000系電車(ほくりくてつどう8000けいでんしゃ)は、北陸鉄道(北鉄)に在籍する通勤形電車である。京王電鉄3000系を1996年(平成8年)12月と1998年(平成10年)10月の二度にわたって譲り受けたもので、浅野川線で運用されている。 なお、本項では本系列の他、2006年(平成18年)11月に同じく京王3000系を譲り受けて石川線向けに投入した7700系についても記述する。 == 導入に至る経緯 == 1990年代に金沢市の都市開発計画の一環として、浅野川線北鉄金沢駅の地下移転が決定した。この路線ではそれまで、各線由来の車両と名古屋鉄道からの譲渡車の10形式の旧型車両が使用されていたが、これらはすべて半鋼製車体であったことから、路線の地下化に伴い必須となる火災対策・不燃化基準に対応させることが不可能であった。そのため、北鉄では基準に適合する中古車両の購入を検討していたところ、京王重機整備より京王3000系譲渡の打診があり、これらを購入して従来車を代替することとした。こうして8000系の導入が決定した。なお、本項で扱う両系列の購入に際して、北鉄では近代化助成制度に基く助成金の交付を受けている。 8000系導入に伴い、架線電圧の1500V昇圧も同時に施工されることとなり、1996年(平成8年)12月19日をもって従来型吊り掛け駆動車を全て置き換えた〔従来車の内モハ3301・3563の2両は昇圧後も残存したが、これは近代化助成制度の車両代替規定に基く代替廃車用車両確保の目的で残存したものであった。その後この2両は1998年(平成10年)に入線した8903編成の代替で廃車となっている。〕。なお、浅野川線では同日よりワンマン運転を開始し、8000系も当初よりそれに対応した仕様とされている。 その後、石川線に残存していた旧型車の代替と、夏季の実質的な冷房化率100%達成のために〔7000系第1編成(7000形)は非冷房車であり、夏季には予備車扱いとされていたが、検査入場等で車両不足をきたした際には運用に入ることがあった。〕、2006年(平成18年)11月に7700系モハ7701-クハ7711の2両が石川線に投入された〔近代化助成制度の車両代替規定に基く従来車の廃車は、本系列入線直前の2006年(平成18年)10月に行われた。〕。外観上における基本的な仕様は8000系に準じているものの、石川線の主力形式である7000系(元東京急行電鉄7000系)と互換性を持たせるため、主要機器については大幅な設計変更が加えられているが、詳細は後述する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北陸鉄道8000系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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