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医原病(いげんびょう、)という言葉は以下のような意味で用いられる。 * 医療行為が原因で生ずる疾患のこと。「医源病」「医原性疾患」も同義。〔治療の結果、原疾患による後遺症が生じた例はこれに当てはまらない。〕また「治原性疾患」「治原性障害」なども同義。(医学事典などに掲載されている定義。狭義の医原病) * 1.臨床的医原病、2.社会的医原病、3.文化的医原病の三つの段階を経て、現代社会に生きる我々を侵食する病のこと(社会学者イリッチの提唱した概念。広義の医原病)〔イヴァン・イリッチ『脱病院化社会―医療の限界』晶文社, 1998年。〕 ==概要== 古代ギリシャの時代より、医者が患者を害する可能性は知られていた。19世紀の西洋では医師が、細菌のことや消毒のことも知らず、細菌に汚染された手で患者や妊婦に触れたので、患者や妊婦への細菌の伝播が起こり、患者や妊婦は高い確率で死亡していた。現代の日本でも様々な医原病が起きている。(→#歴史) 医療は他の様々な技術同様に、常に発展途上で不完全であり、医療関係者の意図にかかわらず、医療行為によっては患者を害する可能性がある。 医原病の中には発生とほぼ同時にそれと判明するものもあるが、発生から長い年月を経て医療技術が進歩し新しい見地が発見された後にようやく、従来の医療行為がなんらかの医原病の原因を作っていたと判明することもある。 原因としては、医療器具、医薬品、医療材料の他にも、医師による誤診、医療過誤(不適切な薬物選択、不適切・未熟な手術、検査など)、院内感染等々が挙げられる。(→#原因別) また、社会学者イリッチによって、医原病とは臨床的医原病、社会的医原病、文化的医原病の三つの段階を経て、現代社会に生きる我々を侵食する病のこと、ともされている。(→#広義の医原病) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「医原病」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Iatrogenesis 」があります。 スポンサード リンク
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