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『十二ヶ月』(じゅうにかげつ)は、栗本薫の短編小説集。 ==概要== 『小説新潮』1982年1月号から同年12月号まで「栗本薫劇場」として読み切り連載された12の短編を収録した短編集として、1983年6月に新潮社から単行本が発行された。また1985年12月には文庫版が発行された。副題は「栗本薫バラエティ劇場」。 デビュー以来、さまざまなジャンルの作品を生み出してきた作者の特徴を生かし、文字通り12ヶ月にわたって12のジャンルの小説を書き分けるという趣向で行われた連載をまとめたもの。時代小説、ミステリー、SF小説や、作者の作品としては珍しい私小説まで、幅広いジャンルの作品が収められている。 単行本、文庫版とも、作者による「まえがき」および「十三月」と題されたあとがきが収録されている。また、12の作品それぞれの冒頭には、それぞれの作品に関する作者の短いエッセイもあわせて収録されている。 収録作品のうち、「ガンクラブ・チェックを着た男」は「伊集院大介」シリーズに、「時の封土」は「グイン・サーガ」シリーズに含まれる作品である。「離魂病の女」は「お役者捕物帖」シリーズの第1作となった物語であるが、のちに短編集としてまとめられた同シリーズ第1巻『吸血鬼』に本作は収録されておらず、本書のみの収録となっている。「公園通り探偵団」には「ぼくら」シリーズの主人公・栗本薫が登場している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「十二ヶ月」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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