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『十二国記』(じゅうにこくき)は、小野不由美の一連の小説作品群の呼称である。古代中国思想を基盤にした異世界ファンタジー作品。2013年時点で未完。 文庫本の売り上げは、シリーズ累計750万部以上〔十二国記 新潮社公式サイト 〕。また、2002年にNHKでテレビアニメ化されている。 2001年7月以降シリーズ新作は久しく発表されていなかったが、『yom yom vol.6』(2008年2月27日発売)にて、約6年半ぶりとなる新作、十二国記シリーズ番外編「丕緒(ひしょ)の鳥」(90枚)が掲載された。最新作は同誌vol.12(2009年9月27日発売)に掲載された、柳国を舞台とした短編「落照の獄」(150枚)。 2012年4月、シリーズの刊行元が講談社から新潮社に移籍されることが発表され、同年7月以降、既刊の新装版及び新作を含む短編集、新作長編も順次刊行されることとなった〔【Twitter】「小野不由美「十二国記」/新潮社公式」 〕。 == 世界観 == 十二国記の舞台となるのは、山海経に登場するような神仙や妖魔の存在する世界である。その名のとおり、12の国が存在する。文化、政治形態は古代中国(特に周王朝)に類似しており、絶対的な王制である。しかし世襲制ではなく、12の国はそれぞれ神獣麒麟(きりん)が天意に従って選んだ王により統治されている。王は諸侯を封じ、政治をさせる。王や一部の高位の官は神仙として不老長寿(だが必ずしも不死ではなく、胴や首を冬器という特殊な武器により断たれれば死んでしまう)の身体を得て、天意に従う形で国を治めることを求められている。麒麟が失道の病にかかりそのまま死・禅譲するか、誰かに討たれない限り王は死なない。王とそれを選ぶ麒麟、そして天意とは何なのかという問いが、作品全体の主題となっている。 さらに、サイドストーリーとして最初に執筆された『魔性の子』では、この異世界が我々の暮らす現実世界に干渉したときの恐怖がホラー小説として描かれており、甘い異世界幻想に収まらない世界観を提示している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「十二国記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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