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十津川の大踊り : ミニ英和和英辞書
十津川の大踊り[とつかわのおおおどり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [とお]
  1. (num) 10 2. ten 
: [かわ]
 【名詞】 1. river 2. stream 
踊り : [おどり]
 【名詞】 1. dance 

十津川の大踊り ( リダイレクト:十津川の大踊 ) : ウィキペディア日本語版
十津川の大踊[とつかわのおおおどり]

奈良県吉野郡十津川村盆踊りでは「大踊り」と呼ばれる踊りが村内各所で広く踊られていたが、なかでも大字小原、大字武蔵、及び西川地区(大字永井、重里など)の3地区には中世以来の歴史を持つ古典的な踊りが伝承されており十津川の大踊(とつかわのおおおどり)として国の重要無形民俗文化財に指定されている。各地区の保存会が継承に努めており、毎年8月13日から8月15日まで地区ごとに日をずらして、房を付けたバチ太鼓、切子灯籠など目にも鮮やかな踊りが踊られている〔田中 2009年、118-121頁。〕。
僧侶の指導で始まったとされる〔奈良新聞社 1996年、120-121頁。〕大踊りは室町時代から流行した風流踊の典型例の一つとして芸能史上貴重なものである〔、2013年5月24日閲覧。〕。この地域が秘境の山里であったことが、民俗学的価値の高い、民衆の祭事舞踊の原型ともいえる踊りを保存継承してきた。ゆったりとした独特のテンポ、優雅で古風な振り付け江戸時代から明治初期の風物や暮らしを唄い込んだ歌詞など、現代の盆踊りとはまた違う趣がある〔。
これらの踊りは昔はの堂内で踊られていた。十津川村では明治廃仏毀釈で全ての寺院が廃されたが、その名残はこのような伝統芸能に残っている。今では最後に大踊りで締めくくり行事も深夜には終わるが、かつてはそのまま夜が明けるまで踊り続けていたという〔。
== 文化財指定 ==
; 1974年(昭和49年)12月4日 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として選択〔、2013年5月24日閲覧。〕〔奈良県教育委員会『奈良県の祭り・行事』平成21年(2009年)3月31日、375-377頁。〕〔奈良県教育委員会 2014年、第2巻 548頁。〕。
: 選択名称 「十津川の大踊」。
: 保護団体名は、小原踊保存会、武蔵踊保存会、西川大踊保存会。
; 1978年(昭和53年)3月28日 奈良県指定無形民俗文化財〔〔。
: 指定名称 「十津川の大踊り」。
: 保持団体は十津川村武蔵・小原・西川大踊保存会。
; 1989年(平成元年)3月20日 日本国の重要無形民俗文化財に指定〔〔〔。
: 指定名称 「十津川の大踊」。
: 保護団体名は、十津川村小原武蔵西川大踊保存会、小原踊保存会、武蔵踊保存会、西川踊保存会。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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