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親潮(おやしお、Oyashio Current)とは千島列島に沿って南下して日本の東まで達する海流である。北太平洋亜寒帯循環の西岸沿いに南下する部分を構成する〔ナショナルアトラス(日本国勢地図帳) 〕。千島海流(ちしまかいりゅう、Kuril Current)とも呼ばれ〔、黒潮とならび日本近海を流れる代表的な海流である〔親潮の変動(異常気象レポート2005)気象庁 〕。この流れは日本列島の東岸で黒潮とぶつかり北太平洋海流(北太平洋ドリフト)となって東方へ向かう流れとなる。栄養塩に富んでおり、親潮という名は「魚類を育てる親となる潮」という意味でつけられた。また北海道東方や釧路沖、三陸沖などに存在する低温・低塩分で溶在酸素量が多く、栄養塩に富んだ水塊のことを親潮という場合もある。 == 流路 == 東カムチャツカ海流の一部がオホーツク海に入り、オホーツク海の更に低温・低塩分な海水と混合し、循環してウルップ海峡から再び太平洋に出て、千島列島沿いをそのまま南西に流れてきた東カムチャッカ海流と合流、親潮が生成される。形成後、親潮は千島列島の南方海域を列島に沿って南西に向かい、北海道の南東岸の沿海を洗ってさらに三陸沖に南下する。親潮は日本東方海域に達した後、黒潮と合流して大部分は北太平洋海流として東に向かう。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「親潮」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Oyashio Current 」があります。 スポンサード リンク
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